北の零年


★★★★★
[感動] [ストーリー] ほのぼの 音楽ダンス

作品を観た感想 (4)

監督:行定勲 世界の中心で、愛をさけぶ GO リボルバー・リリー 今度は愛妻家
出演者:
吉永小百合 時雨の記 おとうと 北の桜守 長崎ぶらぶら節

渡辺謙 陽はまた昇る 独眼竜政宗 NHK大河ドラマ 沈まぬ太陽 明日の記憶

豊川悦司 大停電の夜に ハサミ男 今度は愛妻家 必死剣鳥刺し

柳葉敏郎香川照之(市川中車)石原さとみ石橋蓮司

あらすじ:
明治維新。 故郷を追われ、四国淡路から北海道へと移住を命じられた徳島藩稲田家主従546名に及ぶ移民団。 小松原英明ら男たちは妻子とも力を合わせ、未開の地に自分たちの国を作ろうと、理想と希望に燃えるのだが…。 ヒューマンドラマ。

日本アカデミー賞最優秀主演女優賞

≪北の零年を楽しむために≫
<監督からのメッセージ>
明治という激動の時代にはたくさんの英雄たちが現れ世に語り継がれてきた。 しかし、あの時代を生きた侍の殆どは、新しい時代に馴染めずに途方に暮れ武士の魂を捨てきれずに生きていたのではないかと思う。 僕はこの作品で侍の誇りを捨て切れなくてしがみついた男の哀しみと、夢や希望を信じることだけで道を切り開いていった女の強さを描きたいと思った。 先の見えない闇の中で見えない敵と闘っている侍たちと、それを支える妻たちのせつない姿は現代の日本人にも重なって見えた。 その哀しみの果てには、刀を捨て鍬を手にした勇敢な侍たちの姿があった。 この映画が今の日本人の心に刺さってくれたら幸いである。 (監督 行定勲)

<庚午事変(稲田騒動)とは>
江戸時代、徳島藩の支配下に置かれた淡路を治めていたのは、城代家老として大名並みの1万4500石を領する稲田家だった。 それだけに稲田家の家臣は、徳島本藩ではなく稲田家直属の陪臣として高い誇りを持っていた。
ところが明治2年に明治政府は新たな身分制度を設け、武士は士族と卒族に分けられる。 これによって家老職だった稲田家の当主は一等士族となったが、彼の家来に過ぎない家臣たちは士族よりも下の卒族にされてしまう。 その処置を不満とした稲田家は、徳島藩からの分藩独立運動を起こす。 彼らの動きを藩に対する叛逆とみなした徳島本藩の侍たちは明治3年5月、稲田別邸及び家臣の家屋を襲撃放火した。 これによって稲田家では自決2名、即死15名、重傷6名、軽傷14名、焼失家屋多数の被害を受けた。 明治政府は徳島藩側の首謀者を切腹、流罪などの厳しい処分とし、稲田家へは北海道への移住を命じたのである。 事件の時に無抵抗だった稲田家側に、このような処断が下されたのは、徳島本藩との切り離しを図ると共に喧嘩両成敗という政府の意向があったと思われる。 この騒動は庚午の年に起きたため『庚午事変(こうごじへん)』あるいは俗に稲田騒動と呼ばれている。 稲田家では直ちに内藤弥兵衛、平田友吉を現地調査に向かわせ、彼らの静内が将来有望な土地であるとの報告を受けて、移住を決定。 第一陣として先発隊47名を向かわせ、映画の冒頭に描かれる総勢137戸546名の移民団が海路を通って静内に上陸したのは、明治4年5月2日のことだった。 (資料提供:東映)

2005年製作 日 (168 min)

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