こころに剣士を
★★★★★
[感動]
[ストーリー]
笑い
ほのぼの
恐怖
音楽ダンス
作品を観た感想
(3)
監督:
クラウス・ハロ
ヤコブへの手紙
レ
出演者:
マルト・アヴァンディ
ウルスラ・ラタセップ
レンビット・ウルフサク
みかんの丘
レ
リーサ・コッペル
、
ヨーナス・コッフ
あらすじ:
1950年代初頭の北ヨーロッパ・エストニア。 ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手エンデルは、身を隠すため田舎町ハープサルの小学校教師となる。 校長から運動クラブを開くよう命じられた彼は、生徒にせがまれフェンシング・クラブを開くことに。 予想以上にクラブは人気を集め、生徒たちはみるみる上達していく。 そんな中、校長はエンデルの経歴を調べ始める…。 実話から生まれた社会派ヒューマンドラマ。 ≪勇気の先に未来がある≫
アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表
戦争そしてその後の恐怖政治によって親を奪われた子どもたちから、父親のように慕われるエンデル。 あまり笑顔を見せないエンデルの張りつめた気持ちが、徐々に変わっていくのが分かります。 日本の剣道の根底に武士道精神があるように、フェンシングは中世の騎士道精神に則ったスポーツです。 勝つことだけでなく、剣士としての心を教えたいと願ったエンデルが取った行動とは…? 当時のエストニアの人々の鬱屈した思いと、未来へのかすかな希望が伝わって来る、感動作品です。
【本作の歴史的背景】
第一次大戦後の1918年にロシア帝国から独立したエストニアは、第二次世界大戦中の1940年にソ連に占領された。 しかしナチス・ドイツの台頭によって、1941年にはドイツに占領されてしまう。 そのためエストニア人は、独ソ戦ではドイツ軍とソ連軍の敵味方に分かれて戦うことになった。 1944年にエストニアはナチス・ドイツから解放されたものの、ソ連に再占領・併合される。 1953年にソ連のスターリンが死去すると、強制連行されていた人々も徐々に帰宅を許されるようになった。 1991年にソ連から独立し、エストニア共和国となった。
本作の主人公エンデルは、独ソ戦でドイツ軍に所属して戦ったため、ソ連の秘密警察に追われている。 校長は体制側(ソ連側)の人間であり、都会からわざわざ田舎町へやって来たエンデルに疑念を抱いている。
(資料提供:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES)
2015年製作 フィンランド・エストニア・独 (99 min)
原題:THE FENCER
作品を観た感想
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