禅 ZEN:作品を観た感想(9)

禅 ZEN : 歴史好きの方におすすめ!
★★★★ 道元が僧になり宋へ渡ってからの半生を、とても丁寧に描いた作品でした。歴史好きの私も、日本の仏教に関しては深い知識がないので分かりませんが、淡々と道元の半生を描いている印象を持ちました。そのため、あらすじ的には抑揚に欠ける印象を持ちました。この辺は、映画をエンターテイメントとしては捉えるならば致命的なミスだと思いますが、歴史好きにはこの方が良いのかもしれないですねぇ。演者の中では、中村勘九郎の存在感が光っていましたねぇ。歌舞伎俳優独特の所作の美しさは、座禅という一種の形式美を完成させた道元を演じるには最適の配役でした。演出的には、VFXの使い方が、???なところを感じました。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年1月9日

≪禅 ZEN≫
とても清清しい気持ちにさせられます。道元の生き方、教えは響いてきました。あるがままに… これって悩んだり迷ったり苦しんでいる時に思い出すと少し楽になれるような気がします。煩悩を失くすことは出来ないけれど、全てあるがままに受け止め、生きて亡くなったその生き様は色々感じさせられます。中村勘太郎さん、とても合っていました。ドラマティックなストーリーではないのでちょっと物足りなくもありましたが、見て良かった作品です。
日々のつぶやき
2009年8月1日

禅 ZEN
中村勘太郎さんが演じる道元は清涼で透明、非常にすがすがしい人物として描かれており、真摯に何かに向き合う態度こそが真であるといわれているような気がしました。やはり歌舞伎界の方だからなのか、彼の全体の静かな佇まいは素晴らしかったです。道元はみなに思想というよりは姿勢を説きますが、出来れば道元自身の苦悩なんかももう少しだして、人間としての未完成の部分があったほうが良かったように思う。…涙する弟子たちに、座禅を続けよと叱咤する寂円のシーンは素晴らしかったです。
いやいやえん
2009年7月9日

「禅 ZEN」自分と深く静かに対面することは難しい
★★★ 何も厳しい修行なんてしなくても自分の毎日の暮らしを平静の心で見つめることができたら、それはかなり修行に近いことかもしれない。でもそれが一番難しいんだよな。だから体に刻み付けるみたいに、何か日常とはかけ離れたことを修行というのかもしれない。映画は道元が歩いたかなり厳しい道を丁寧に描いている、でもとくには心を動かされなかったのは、やはり自分とはかけ離れているからだろう。
soramove
2009年1月24日

禅 ZEN
こういう作品こそもっと広く公開して欲しい。興味深々ながらも単調なお経で催眠術にかかってしまうかもと心配したが、問題なし。一言で言ってしまえば道元の伝記的な映画だが、観ていてとても清清しく、観終わると非常に気分が良い。中村勘太郎さんは本当にはまり役。この人の口から説かれる仏法というか説法かわからぬが、ありがたい気持ちで心に受けてめられて、2時間で少しは自分も悟って成長したかと勘違いするほど。
映画君の毎日
2009年1月22日

禅 ZEN
道元の生涯を追っただけ、「偉人伝まんが」と余り変わらなかったのも事実。中国で「典座係り」に受けた影響は多大であると解釈され「半尺の水」も、この典座の精神から出ていると考えるとこの部分はもっと強調して良かった。鎌倉仏教の布教という観点では一番鍵になっていたのがおりんの存在であったにも関わらずここも説明不足。おりんを救済した有能な弟子俊了を失った場面を掘り下げた部分の方が、鑑賞者には道元とこの教えの本質を訴求できたと思う。
利用価値のない日々の雑学
2009年1月18日

禅 ZEN
映画事態は結構丁寧な内容でした。宋では現地人との会話はちゃんと中国語で会話していたのには感動しました。邦画って全部日本語でやっちゃったりしてゲンナリすることもあったので、キチンと中国語でセリフを言うてるのにはほんと感心しました。2時間で禅とは、禅宗とは何ぞやって伝えるのは無理な話で、これをきっかりに禅宗に興味が持てればいいんじゃないでしょうか。
だらだら無気力ブログ
2009年1月12日

禅 ZEN
★★★ 道元が宋を旅して俗物の高僧と出会うところから物語は始まるのですが、その高僧役が西村雅彦だった時はズッコケそうになりました…。ある部分裏切られたのは中村勘太郎と道元の弟子役3人の演技の素晴らしさ。特に勘太郎、流石は歌舞伎役者です。正統派の演技には非常に力があります。それだけに残念だったのは、素晴らしい演技を打ち消すような安っぽいCGでの演出でした。
LOVE Cinemas 調布
2009年1月12日

『禅 ZEN』 (2009)/日本
★★★ 何だか今の時代にも通じそうな感じです。全編にわたって、道元の、どこまで行っても清らかで一途な禅への想いが溢れています。映画の核となる道元役。中村勘太郎以外にいないのではないかというくらい、ピタリとはまっていました。彼の持つ、どこか浮世離れした凛とした雰囲気は、歌舞伎界の秩序で培われたものでしょう。それが禅に帰依していく精神と、不思議と相通じるものがあったような気がしました。
NiceOne!!
2009年1月10日


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