天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬:作品を観た感想(1)

「天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜」:赤塚×フロッグマン、まあこれでいいのだ
赤塚不二夫へのリスペクトたっぷりに、フロッグマンが「鷹の爪」的世界でバカボンのキャラクターたち(&ネロとパトラッシュ)を遊ばせます。なかなか笑えます。「西から昇ったお日様」へのこだわりで成り立っているあたり、アニメ版(昭和、平成)への愛も感じさせます。しかもそこに『フランダースの犬』まで合体させるとは!美術や音楽の世界における「リミックス」や「サンプリング」の感覚ですね。次々と快調にギャグをかっとばす前半に比べると、さすがに中盤以降少々ダレてきますし、結末もなんだかパンチ不足で物足りませんが、それでも84分で終わっちゃいますから大丈夫。
大江戸時夫の東京温度
2015年5月31日

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