ジョバンニの島:作品を観た感想(3)

映画 ジョパンニの島
色丹島が舞台のアニメーション映画です。少年の妄想が宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』となっているから、映画の題名が『ジョパンニの島』なのですね。
こみち
2015年4月2日

ジョバンニの島・・・・・評価額1650円
★★★ 色丹島の危うい戦後の日常を描く前半部分が、圧倒的に素晴らしい。日本人とロシア人で隣り合わせの教室を使う事になった子供たちが、何時しか壁越しに歌声の交歓を楽しみ、心の壁を取り払ってゆくシーンのなんという高揚。政治的な軋轢や言葉の壁を越えて、人間は通じ合えることを実に映画的に表現した素晴らしい描写だ。特に秀逸なのが、一軒の家を二家族で分け合う事になったジュンペイたちとターニャが、お互いの境界である襖越しに、鉄道模型を組んで走らせるシーン。本作のキャッチコピーは「忘れてはいけない物語」である。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2014年2月27日

ジョバンニの島
★★ 北の島の夏の雲は硬質でまるで氷砂糖のように描かれているが、実は「銀河」でも砂糖菓子が描かれていたし、本作でも砂糖菓子が登場する。元々はロシアの歌で日本では「悲しき天使」というタイトルでヒットした「ダローガイ・ドリーンナィユ」(Those Were the Days)が妙に懐かしい。
佐藤秀の徒然幻視録
2014年2月23日

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