幻の光:作品を観た感想(1)

幻の光(1995)
★★★★ 郁夫が列車に轢かれて死亡する。自殺とは言い難い伏線があった。ゆみ子が郁夫の自殺した原因が分からないことに思い悩むのも不幸な誤解だったかもしれない。海女のとめのが海に出て一時行方不明になったり、ついにはゆみ子までが失踪しようと葬列を追う。タイトルの「幻の光」は民雄の父が漁の途中見たという魅入られて引き寄せられる光。ゆみ子もまた錯覚であっても「幻の光」に魅入られていたことになる。「幻の光」の原点は、トンネルの中から見える外の光だろう。それが海岸で棺を焼く炎に変貌したのだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年7月13日

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