トム・アット・ザ・ファーム:作品を観た感想(7)

トム・アット・ザ・ファーム 【劇場で鑑賞】
★★★ 人物造形がこれまた一筋縄ではいかないもので、彼らの関わり合い方の複雑さが自分としては見所でした。ストーリーの他には映像も凝ったところが、薄暗いシーンが多かったり、役者さんのアップも多めの中引きのショットがアクセントに、たまに流れる不穏な音楽が観客の心を揺さぶります。自分はわかりませんでしたがメッセージ性もあるようで、そこまで理解できたらさらに楽しめたでしょう、退屈だと思う方もいそうな少し人を選ぶ映画かもしれませんが、印象に残る作品であったのは確かでした。
映画B-ブログ
2017年2月20日

トム・アット・ザ・ファーム
本作で初めてサスペンスというジャンル映画に挑戦したようです。思わず身構えてしまうような張り詰めた空気が漂う劇中は、痛々しくも官能的で、やっぱり「ドラン…恐ろしい子!」なんですよね(笑)。原作は同名の戯曲らしい。信号が青に変わるのとシンクロして、曲が終わる演出がまた小憎い。ただのサスペンスに留まらないドラン監督の類い稀な感受性と才能に、目が離せない。
いやいやえん
2017年2月10日

トム・アット・ザ・ファーム トウモロコシ畑のビッチ
音というか音楽がものすごく煽ってくるようで、怖い。ばくばくとぞくぞくが押し寄せてくる。得体のしれない何かが追ってくるような・・・ヒッチコックの映画の世界のようなそんな感じもありました。暴力アニキとタンゴ。耽美で官能的。とろけそうな表情。前3作とは、全然違う感じの映画でしたが、さらにグザヴィエ・ドランにはまりました。
まぜごはん
2014年11月9日

「トム・アット・ザ・ファーム」
とても良かった。映画的な、極めて映画的な。全てがきちんと映画的に収まっている。その手腕は見事。なす術ない感がサスペンスフルでありながら、新興宗教にのめり込むようにトランスがかかってくる心の様としても描かれていて、天晴れ、と思った。
ここなつ映画レビュー
2014年10月31日

『トム・アット・ザ・ファーム』 こんなふうにも撮れるんです
物語はサイコスリラー風の趣きで展開していく。今回、印象に残ったのはダンスの場面。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2014年10月29日

トム・アット・ザ・ファーム〜生身の人生とゲーム
★★★ 一番ややこしいのはトム自身。彼はそもそも何者なのか。以前からフランシスのことを知っている風で、しかもギョームの死をそんなに悲しんでいる風に見えない。大体、冒頭で「悲しみ」という概念を喪失したとも記しており、感情がなくなったように目はいつも空虚。
佐藤秀の徒然幻視録
2014年10月29日

【TIFF_2013】『トム・アット・ザ・ファーム』 (2013) / カナダ・フランス
★★★★★ ラストシーンからエンドロールに至るまでの一連のドラマの作り方も天才的というか、これが24歳の構成力とは思えないくらいの完成度になっている。流れ的にもそうなんだけど、モチーフとして捉えた時の1つ1つの場面も魅力的で、「収穫機が終わったトウモロコシ畑はナイフのよう」というセリフは格言にもなりそう。フランシスとその母親の病理にも似た深層心理の出し方、それによって観客が感じる恐怖心も見事だった。
Nice One!! @goo
2014年8月10日


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