王妃の紋章:作品を観た感想(7)

王妃の紋章
権力は、強大で横暴で気まぐれです。国民の生殺与奪の権利を握り、使い捨て、罰し、殺す。相手はたったひとりとわかっていても、逆らうことはできません。特にこの国において、それは現在も変わりがない。監督は、戯画化された歴史劇において、まずそのことを告発しているのだと思います。随所に挟まれる格闘シーンがとてもカッコイイです。とても洗練された感じです。
キノ2
2009年3月2日

「王妃の紋章」
アジア映画は好まないし、韓国や中国の俳優さんも知らないので不安でしたが、とても楽しめました!何てことはない愛憎劇なのですが、このきらびやかな世界と裏腹に渦巻くどす黒い悪意がとてもリアルでした。まさかラストはこうなるとは…全く救いがなくやり切れません。でも、王妃は何のために結局事をおこそうとしたんでしょ?結局全てが終わったとこで、息子を守ろうとどうしてしなかったのかはとても謎。
日々のつぶやき
2008年12月26日

王妃の紋章□北京オリンピック開会式と併せて見るべし!
この映画の最大の魅力は大人数による物量スペクタクルである。ラストの戦闘シーンは、マスゲームを見ているような、不思議な、しかし、これほどに不気味な戦闘シーンは、稀有ではなかろうか。権力に刃向った者たちは、権力の圧倒的な物量と力により徹底的に制圧され殺されるのであるが、その大虐殺を、また戦闘に要したと同じくらいの大人数で、きれいにまるでなかったかのように片付けて、次の儀式へと移るシーンまで見せてくれるところが、この映画の最大のねらいであろう。
映画と出会う・世界が変わる
2008年5月29日

王妃の紋章
画としての美しさ、アクション、物語、役者、全体の構成、あくまで個人的な感想だが、全てにおいて上出来。一度見たきりでは勿体無いくらいに感じる。現時点では今年見た映画の中で最高の作品。
h
2008年5月5日

『王妃の紋章』
華絢爛なセットや衣装にはため息がでるほどのゴージャスぶり。そして、王家一族内部の愛憎劇といった思惑が渦巻くドラマの展開もミステリアスでいて、スケール感もたっぷりで2時間ほどの映画を飽きさせずに最後まで描ききってる感じが強くした。国王が国王然として存在し続けるために生んだ悲劇とでもいうのか、救いのないラストには胸に迫るものを感じた。
cinema!cinema!ミーハー映画・DVDレビュー
2008年5月5日

『王妃の紋章』
個人的にはこれはかなりオモシロイ映画だと…。壮大なスケール感と連ドラ的人間関係の組んずほぐれつというのが混在しているのが映画的でイイ。文庫本をチマチマ読んでるワケじゃないですからね。チャン・イーモウ作品は、そのビジュアルの派手さとは裏腹に、どのカットも意外な程丁寧に撮られているトコロがイイですね。
trashnote
2008年4月13日

王妃の紋章
素直に面白かったです。ストーリーは普遍的な権力争いに関わる王族の愛と憎しみを描いているので、とても解り易いです。そこに頭を使わないで良いので、壮大な美しさや迫力を充分に堪能出来ます。主役である王妃(コン・リー)の演技にも注目です。複雑な心境を感情表現豊かに演じていました。国王(チョウ・ユンファ)の風格ある演技も見事で、聡明さ、冷徹さ、その一方息子達への愛情と前妻への後悔の念を更に最後での非情さも見事でした。映画ならではの映像を楽しめる作品です。
アートの片隅で
2008年4月7日


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