25年目の弦楽四重奏:作品を観た感想(5)

DVD:25年目の弦楽四重奏
議論の中で、カルテットのメンバーであり続けてきたことの「確信」や「迷い」が表出。そのセリフが4人のそれぞれの組合せごとに、ハーモニーあるいは不協和音となる。これらが、いちいち大人に響くやり取りになっていて、だんだん目が離せなくなってくる構造。(演奏風景は努力のあとはみられるものの、決してサマになっていないが 笑)ラストも実にオトナなエンディングで、完璧な着地でフィニッシュ。
日々 是 変化ナリ DAYS OF STRUGGLE
2014年1月28日

【映画】25年目の弦楽四重奏
この作品は人生をテーマにしているのか、それともメインであるベートーベン弦楽四重奏第14番作品131をテーマにしているのか。所要時間は約38分。人生も途切れる事はない。コピーにあるように、人生にリハーサルなど無いし、休憩もないのだ。始まったら最後、事切れるまで進むしかないのだ。そう考えると、非常に深みを感じる作品でもある。音楽命、音響が全てと言っていいくらい、折角の音源を大事にしたいので、興味ある方は劇場での鑑賞をお薦めします。役者さんたちが実力派揃いなので作品としては良い出来です。
☆紅茶屋ロンド☆
2013年8月9日

25年目の弦楽四重奏
 本作は、べートーヴェンの後期の傑作である弦楽四重奏曲第14番の演奏を中心に据えながら、それに準えるような形で、弦楽四重奏団の4人の団員の複雑な人間関係を重層的に捉えており、さらには、詩とか絵画まで織り交ぜて芸術的な雰囲気を盛り上げており、全体としてとても充実した素晴らしい作品に仕上がっています。
映画的・絵画的・音楽的
2013年7月26日

「25年目の弦楽四重奏」
“弦楽四重奏曲第14番”など初めて聞いたかも知れないが、その音色は素晴らしく美しい。そしてクラシックに疎くとも十分に楽しめるヒューマン・ドラマだ。優雅にベートーベンの弦楽四重奏を奏でる彼らの生活が次第に泥沼に陥って行く姿が観ていて面白い。一波乱も二波乱もあった後演奏会が催される。途中、演奏について行けなくなったピーターは、観客に自らの引退を表明し、新しいメンバーを紹介し去って行く。あのシーンはとても素敵だった。
ヨーロッパ映画を観よう!
2013年7月14日

『25年目の弦楽四重奏』 (2012) / アメリカ
どんな曲を使うかがそのままその映画のテーマと直結してくる。本作の場合クラシックなので、そのルールも関わってくる。第1バイオリン、第2バイオリン、それぞれどういう役割をするのかを把握していた方が、映画の内容ともリンクできて意味がわかって来るようになっている。心の入れ方の配分ほど難しいものはないことを本作は示している。1つ1つの彼らの経緯や決断をハッキリと説明せず、心の揺らぎを映し出すのも本作の特徴で、1つとして同じ演奏はなく絶えず動きのある音のように彼らの人生の行く末を暗示しているようだ。
Nice One!! @goo
2013年6月22日

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