新しい人生のはじめかた:作品を観た感想(20)

『新しい人生のはじめかた』'08・米
タクシーの入れ違い等のすれ違いを経て、渋滞のせいで飛行機に乗り遅れたハーヴェイとケイトが出会い、不幸自慢はハーヴェイの勝利(笑)気品漂うブライアンから、花嫁の父親は自分だとマイクを奪ったハーヴェイは、離婚の話を持ち出した時は、どうなる事かと思ったが、この作品の最大の見せ場ってぐらいのとても感動的なスピーチをした。ハーヴェイは仕事の話を断り、ケイトに釈明に行くが、傷つくのが怖いから、現れて欲しくなかったと涙を流すケイト…。いい大人だけあって、一生離さないとか甘ったるい事を言わなかったのが良いな(笑)
虎党 団塊ジュニアの日常
2011年2月24日

新しい人生のはじめかた
まるで思春期の頃みたいに、いちいち胸がきゅん、となるの。本の中にだけ楽しみを見つけているような中年の独身女性に、一生懸命言い寄る小柄なオジサンがなんかめっちゃかっこよくて、彼が気になりながらも、傷つきたくないから遠ざけようとしてる女が、とっても綺麗な笑顔を見せたりしてると、どきどきしてしまう。やっぱりダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンだから、なんだろうなぁ。ただそこに居るだけで感じられるそれぞれの性格や、感情が手に取るように感じられる細かな表情、ちょっとした仕草、どっちも本当に自然で巧いの。幸せな気持ちで見終えられる、本当に素敵な物語。
悠雅的生活
2011年1月14日

《新しい人生のはじめかた》
ストーリーはとってもシンプル。よくあるドラマのような展開を見せますが、このカップル若い二人じゃないので落ち着いて見ていられます。ケイトの孤独、ハーヴェイの喪失感。共鳴しあって恋に落ちるのは必然って感じです。アッサリ生き方を変えるハーヴェイ、ちょっと心配にもなっちゃうけれど、この二人ならきっとうまくいくでしょうー。若くない二人、人生諦めているような二人だけど、そういう世代の人にも希望が持てるような作品。素敵な映画なのですが、何となく記憶には残らないような気がします。
日々のつぶやき
2010年9月13日

新しい人生のはじめかた
ちょっと風変わりなハーヴェイに引き気味に…。酸いも甘いも経験し、年を重ね諦めにも似た人生を疲れ気味に生きてる男と女。出会いから急速に親しくなっていく様子に違和感…。年齢を重ねた人だけに分かる今までの経験を糧に新しくやりなおそう〜というストーリーは、頭では理解できても感情移入が難しかった。名優の競演なのに、ちょっと勿体ない感じがしました。台詞の言い回しやハーヴェイの感情の変化が分かりにくくて…。ラストの演出だけは2人の距離が近付くいいシーンでした。私がもう少し年齢を重ねると理解できるのかな?って思いました。
ひばなのシネマの天地
2010年8月22日

新しい人生のはじめかた
★★★★ 物語は定番中の定番、先が読め過ぎちゃうお話なんですがこれは良かった、素敵な作品でした。二人の雰囲気が自然で、年齢差あるだろーとは思うのですがだんだん気にならなくなったし、二人の恋の発展を応援したくなるような作品。やっぱりダスティン・ホフマンて素晴らしいですね。背は高くないしショボくれたおっさん風なんですが、時折素敵に見える時がある。笑顔も。ハーヴェイがすごくハマリ役。エマ・トンプソンもホフマンより大きくて二人並ぶとバランス悪いんだけど、雰囲気づくりがうまいんですね。二人がすごくお似合いに思えました。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年8月19日

新しい人生のはじめかた
★★★★ この映画すきだったね〜☆ ホフマン演じる落ち目の音楽家ハーヴェイと、トンプソン演じる婚期を逃した女性ケイトの人生の第二章だね!もーーあったかくて好きだったね〜♪ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンはやっぱり雰囲気あるね〜。彼女の一言一言が、そして彼女が感じる孤独感がとっても涙してしまいました。彼との今後は、今の生活をなくしてまでの今後なのか不安もある。でも、いろんな事をあきらめて生きた方が楽だけど、ちょっとの勇気で何歳からでも世界は広がっていく。そんな二人がうらやましくもあったね〜。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年5月25日

「新しい人生のはじめかた」はダスティン...
本作のダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンのカップルでは明らかにエマ・トンプソンが背が高い。だからラストで彼女が演じるケイトはあんな振る舞いをして、それがまたまた素敵なのである。ダスティン・ホフマンは小柄。共演する女優とも身長差が生じる確率は高い。[アガサ/愛の失踪事件]と[新しい人生のはじめかた]は身長差共演のベスト2としておこう。この[新しい人生のはじめかた]は、ダスティン・ホフマンの過去の出演作をちりばめながら、この新人監督がこの名優に捧げた作品と言えよう。
映画と出会う・世界が変わる
2010年5月4日

新しい人生のはじめかた
ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンという現代最高の演技派の顔合わせという魅力的な作品。ホフマン演じる男の娘の結婚式、その式にハプニング的経緯でエマ・トンプソン演じるケイトと共に出席することになったそこでの二人がとてもいい。前半ではこの二人がトラブルに見舞われ、疎外感を感じる様々なエピソードが描かれるが、その部分が後半で活きてくる。不安を見せながらもそこにはある種の自信のようなものが感じられる。派手なシーンは全くないが、日常にありがちなエピソードを積み重ねることによって、ドラマが生きて来る。
映画と出会う・世界が変わる
2010年5月2日

新しい人生のはじめかた
ハーヴェイとケイトが言葉を交わすシーンがお洒落。最初はハーヴェイに「本は面白い?」と聞かれて「静かに読めたらね」なんて答え素敵。「ドレス持ってないから」とケイトが言うと「それはドレスを買えって事?200ポンドまでだよ」とかも素敵。独身の私が一番心に沁みたというか自分の心情にも近いかなって思ったセリフは、「この歳になって傷ついたくない」と「あきらめて生きる方が楽に人生が過ごせる」。ケイトがこのセリフを吐いた気持ちが痛いほど分かるので涙が出そうになりました。私も新しい人生を始めてみようかなって思えました。
Diarydiary!
2010年4月16日

新しい人生のはじめかた
★★★★ 勢いだけで引っ付くなんてできっこないこの年齢。人生の酸いも甘いも経験してきた年代。夢だけでは生きていけないことも知ってしまったこの二人。だからこそ踏み出す勇気を持ちたいっていうね、なんでしょ、この清水の舞台的な一歩はそういう二人だからこそ大きいのです!わざわざこの二人の年齢でまた新たなパートナーと暮らすっていうのはかなりの覚悟が必要。伝えたいこと、言えなかったことをケイトのチカラを借りてハーヴェイは娘に伝えることができた。ケイトの母親もご近所さんと良い感じになりそうだし!
映画道
2010年3月13日

新しい人生のはじめかた
ダスティン・ホフマン演じるハーヴェイの不器用な姿とエマ・トンプソン演じるケイトの哀愁を感じさせる生活の様子がちょっと切なかったです。出会いからの展開はわりとお決まりかも知れません。でも、この二人だからこその味わいがいいなあと思います。不器用でちょっと頑固で人生に愛想を尽かれていたハーヴェイとケイトの大人だからこその会話がいいです。相手を思いやりながら、穏やかで落ち着いた態度で相手の心を解きほぐしていくなんて人生の機微を知っている今のハーヴェイだからこそ出来たことなのだろうなあと感じました。
とりあえず、コメントです
2010年3月11日

新しい人生のはじめかた
★★★ ダスティン・ホフマンは、すでに72歳すぎながら、まったく老いを感じさせず、実に若々しい演技を披露しているので、驚いてしまいました。相手役のエマ・トンプソンも、婚期を逸した40代の女性を巧みに演じています。アメリカからイギリスにやってきた初老の男性と、ロンドンに住む女性とが紆余曲折…。というもので、見終わった後とても癒された感じになります。
映画的・絵画的・音楽的
2010年3月10日

「新しい人生のはじめかた」
★★★★ 見応えある佳作。テームズ河畔など、丹念にロケしたロンドンの風物も見どころ。離婚し、妻とも子供とも別れた男が、初老期を迎え、新しい第二の人生を始めようとする。まさに[クレイマー、クレイマー]の、そのまた後の人生の物語であるとも言える。そのきっかけが、娘の結婚式…映画[卒業]へと、グルッと回って戻ってきたようなものである。それらすべてに、ダスティン・ホフマンがからんでいるというのも、不思議な巡り合わせを感じる。ダスティン・ホフマンの、42年間の年輪を重ねた顔の変遷も見比べながら…。そういう映画の楽しみ方も、また面白い。
お楽しみはココからだ
2010年2月24日

ヤマアラシのジレンマ。『新しい人生のはじめかた』
★★★★ 好感を持てたのはケイトの気持ちが痛いほど分かってしまったのと、心温まるラストシーンがあったせいでしょうか…。ハーヴェイがケイトのおかげで娘との絆を取り戻し、ケイトを差し置いて楽しんでもケイトは怒りません。何かに期待する事はしないでいたケイト。彼女は人と接する時には心の距離を置くという傷つかない術を覚えてしまっていた。そんなケイトの心はハーヴェイのストレートで温かい心に触れ、心の距離を近づけてもトゲを逆立てずにふたりで生きてゆける事を教えられ、彼女はハイヒールを脱いでハーヴェイに自ら寄り添い歩き始めます。
水曜日のシネマ日記
2010年2月20日

『新しい人生のはじめかた』
★★★★ この映画にオシャレな出会いや恋愛観を求めても答えはない。しかし、その時の恋する二人には年齢なんて関係ない。ただその中に大人の恋の遊び(いい意味)が展開されている。この大人の出会いはキザな言葉でクドクわけでもなく、大きな心ときめくような展開もないけれど、なぜか心のどこかで二人を応援してあげたいというような気持ちがフツフツ湧いてくる。二人が黄昏る年齢ではないけれど、旨く絡み合っていかないのはそれぞれの心にあるハンディなのか、それでもいくつかのすれ違いを繰り返し、その距離を詰めていく。
京の昼寝〜♪
2010年2月17日

「新しい人生のはじめかた」
会話や距離感が"恋のかけひき"とはちょっと違った人と人の交流として絶妙で、見ていてなかなか気持ちよかったです。二人ともその不器用さが痛々しくもあるのですが、出会ったばかりの、でも何となく気が合いそうな目の前の相手を思いやり、いたわる、温かい感じが伝わってきました。二人が歩くロンドンの街並が魅力的で見ていて楽しかったです。真っすぐに歩いてきた二人だからこそ、相手の戸惑いや不安をよくわかりながら、一歩ずつ歩み寄って、この出会いから何かを育てようとする…。この二人は果たしてこの先、上手くいくのか?私の予測は"YES"です。
ハピネス道
2010年2月16日

新しい人生のはじめかた
ダスティン・ホフマン+結婚式=[卒業(1967)]とどうしても連想し、今回も結婚式絡みで一体何をやらかすのか、と冷や冷やした場面があった。本当はハーヴェイとケイトの遅刻気味のロマンスがメインなのだけれど、そんなに盛り上がるわけではない。肝心なことを話しかけようとした途端、誰も悪意がないのに邪魔ばかりされる。実は2人の間の心理的壁、逡巡の巧みな表現なのだけれど。なので「正午に同じ場所で待つ」というのも予想がつく。ラストは本当に2人はうまくいくのか微妙な雰囲気ではある。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年2月13日

☆新しい人生のはじめかた(2008)☆
★★★★ 展開も予想通りですし、ものすごいドラマチックなお話でもないのですが、ダスティンとエマ芸達者な二人の演技と小粋な会話を楽しみ、見終わった後に、「いい映画だったなあ」 って気持ちを温かくしてくれる作品! 名優二人のアドリブ?とも思える会話がなんとも可笑しいですし、ともすれば単調になるお話に、ケイトの母親と隣人のポーランド人のエピソードが加わり、かなり笑わせくれます。ロンドンの街並みを楽しみながら、名優の演技を堪能しながら、「幸せ」とは何か、「人生」とは何かを考えさせてくれた美しい作品だった。是非ごらんになって下さい。
CinemaCollection
2010年2月11日

「新しい人生のはじめかた」
なんとなくほんわりとした中高年カップルのハッピー・エンディングが微笑ましくて、こんな出会いあるわけないと思いつつ、なんか素敵な気持ちになった。"Shall we walk?"...と、ハーヴェィ&ケイトが、テムズ川やトラファルガー広場、ロンドン・バスに観覧車etc.ロンドンの街を案内してくれるのも楽しい。冷静そのものの大人の恋、"付き合い始めて互いに合わなかったらどうするの?"と躊躇するケイトの気持ちスゴく理解出来る。一歩踏み出すのに勇気がいるのだろう。そういった心情が二人からひしひしと伝わって来る。やはり上手い!ホフマン&トンプソン。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年2月11日

新しい人生のはじめかた
★★★★ 主演2人の名優が素晴らしい。CM音楽の作曲家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)とヒースロー空港で働くケイト(エマ・トンプソン)。共に故あって独身です。冒頭からしばらくの間は2人の心の寂しさを表現するシークエンスが続きますが、ここは非常に重要。ストーリー的には少しゴタゴタするのですが、ハーヴェイもケイトも、何かが起こってもそれにきちんと対処できる術は身につけています。それが若者ではなく熟成した大人というものなのでしょう。そんな2人から幸せのお裾分けをもらったようで、鑑賞後感がとても気持ちの良い作品でした。
LOVE Cinemas 調布
2010年2月9日


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