我が至上の愛 アストレとセラドン:作品を観た感想(4)

*我が至上の愛〜アストレとセラドン〜*
とにかく映像は美しく、白いドレスをまとった登場人物だちはギリシャ神話に出てくるような 崇高な美しさ!何しろセラドン、美しいゆえマダムに気に入られてしまい困って脱走。アストレの元に帰るのかと思いきや、森で修業の道に入ります。ケルト神話のことなどに詳しいともっと何かわかるのでしょうか。しかし…後半になればなるほど、??の数が増します。映画って多少ツッコミどころがあっても所詮作りものなのですから、気にしないことにしていますし それが問題ではありません。でもね‥これはいくらなんでも‥わかりませんでした。
Cartouche
2011年2月24日

エリック・ロメールが亡くなった悲しい日であった・・・・
作品は常に機知に富んだ内容で、若々しく、しなやかであった。年齢を感じさせず、いい意味で円熟味、枯淡の境地というものを感じさせない作品であった。最後の作品[我が至上の愛 アストレとセラドン]も、これが80代の作家の作品かと思わせるものであった。長編作品としての引退作であり、また短編作品は撮り続けるようであり、私は今後の作品を期待していた。ロメールは常に若いヌーヴェルヴァーグの代名詞であった。心よりご冥福をお祈りする。
映画と出会う・世界が変わる
2010年1月13日

我が至上の愛 アストレとセラドン 人間だけが登場するドラマ
[我が至上の愛]はロメールの引退作であり、舞台を5世紀のフランスに設定している。若い二人の職業は羊飼いである。もちろん、この世界には乗り物も、メールも、携帯もない。人間だけが物語を進めていく。ロメールが常に拘った「人間のドラマ」、「恋する男と女のドラマ」がまさに純粋な形で描かれたということであろう。
映画と出会う・世界が変わる
2009年4月29日

我が至上の愛 アストレとセラドン  世界は恋で動く
これらの登場人物では我々の世界からは想像できない世界である。しかし、この映画に描かれる物語の骨子は我々の現実の世界にも通用する、起きうるものである。世界はお金や権力で動くものではなく、男と女の恋で動くもの、そしてそのようにあるべきというのがエリック・ロメールの信念なのかも知れない。この映画を見たときに感じた新鮮な感動と同時に、日々報道される現実世界の権力闘争や拝金主義の醜悪さが際立ってくる。89歳という年齢になっても、恋の苦悩と快感、そして若い男女の美しさを追求するロメールの探究心に感動する。
映画と出会う・世界が変わる
2009年4月27日

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