ブーリン家の姉妹:作品を観た感想(45)

ブーリン家の姉妹 : 歴史の流れを変えた恋愛劇
★★★★ 本作はイングランド国教会ができる引き金になったロマンスを描いた映画です。なので、この映画に出てくるアンとメアリーのブーリン姉妹やヘンリー8世などは、もちろん実在の人物です。歴史的背景を基に作られた作品ですから、知らず知らず作品の中に引き込んでいく力強さがありました。「ブーリン家の姉妹」は、歴史は男と女が創っていくということを強く意識させてくれる作品です。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年7月12日

映画『ブーリン家の姉妹』を観て
内容的には史実にほぼ忠実に構成されているそうで、英国史を扱った作品は好きなので興味深く観賞できました。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという女優二人の共演も見もの。それにしても主役はあくまでもブーリン家の姉妹だけど、ヘンリー8世ってわがまま放題で世継ぎを生ませるためなら、宗教界から破門されようが人妻を奪おうが何とも酷いね。最も、晩年は太り過ぎで車椅子生活に陥ったらしいですけどね。衣装やロケ映像の良さも含めて堪能出来た。
KINTYRE’SDIARY
2011年1月16日

『ブーリン家の姉妹』'08・英・米
悪名高いスケベ国王のヘンリー8世よりも、でっちあげの罪で処刑された悲劇の王妃アンの方が悪者になってる点。原題からするとメアリーが主人公やから姉は主人公の引き立て役として、悪役にしたんやね。それから、エリザベス女王の母親らしい性格に描きたかったから、野心的にしたんやろな。フランス帰りのアンが、変わったって言ってたが、ビッチがパワーアップしただけに見えたけど(笑) 妹は徹底的に良い子に描いてたけど、あんだけ酷い目に遭いながらも、姉を庇う姿はかなり不自然^^; 子供の結婚を出世の道具にするなんて、嫌な時代やな。
虎党 団塊ジュニアの日常
2010年1月14日

ブーリン家の姉妹
★★★★★ 期待以上に見応え充分な素晴らしい仕上がりになっていて大満足♪ 最初から最後までスクリーンに釘付けでした♪ 売れっこ女優の競演が大正解と思えた!!この2人は本当にハマリ役で素晴らしかったです☆ 妹メアリーの芯の強さにも素直にスゴイなぁ♪と思ったし、結婚が出世の道具だった時代に、自分がたんなる道具で終わることをよしとせず、積極的に人生を切り開こうとした姉アンのしたたかさには、驚きつつも感心した☆王妃キャサリンの存在も演出も、アナ・トレントの演技も非常に良かった♪♪
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2009年10月20日

【映画】ブーリン家の姉妹
★★★★ アン・ブーリン。彼女の描写というかキャラクター設定か、ナタリー・ポートマンの演技力ゆえなのか、アン・ブーリンが悪なのか!? それとも普通の人なのか…ってな描写がイマイチハッキリしないようにも感じてモヤモヤな印象も。話が飛ぶような気がしたり、時間経過がピンとこない部分があるとはいえ、ストーリーは破綻無くわかりやすかった。キチンと作られてる良作かと。そんなに小難しい事もなく、普通に楽しみやすい一本だとは思います。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2009年8月29日

ブーリン家の姉妹 (2008)
★★★ 娘を国王の妾に!というブーリン親父と叔父の野心と策略。頭がキレ、もともと野心家な姉のアンが是非!という事で名乗りをあげますが国王は結婚したばかりの控えめな妹メアリーに…アンは欲丸出しで魅力的に見えなかったんですね。人間の欲求というのは果てしないモノでどこまでも求めようとするアン。ラストは因果応報ってヤツですか。すこし淡白な感じはしましたがわりと判りやすく作られていて、素直に見ることが出来ました。なかなか面白い!
肩ログ
2009年8月6日

「ブーリン家の姉妹」(THE OTHER BOLEYN GIRL)
★★★ 知に働くアン、情にさおさすメアリー、意地を通すヘンリー8世。こうした3人の愛憎劇と、ブーリン家の野望を背景としながら続いた英国王室。どろどろとした人間関係の中で発展と栄華を極めていく英国王室史というのもなかなか興味深いものがある。監督は本作について、「アンとメアリーは現代にも通じる学ぶべきものをもったキャラクターだ」と語ったという。
シネマ・ワンダーランド
2009年5月17日

ブーリン家の姉妹
ナタリー・ポートマンって、綺麗な人だとは思ってましたが、どうとは別に思っていなかった、少し前に観た[宮廷画家ゴヤは見た]と、この[ブーリン家の姉妹]で、演技もすばらしい女優さんだったんだと目を開かせていただきました。優しい恋人にも、強暴な強姦者にもなれる。一国を統べる王という強大な、複雑かつ危険な存在を、エリック・バナ、実にいい感じに演じていて、ゾクゾクします。
キノ2
2009年3月12日

ブーリン家の姉妹 を観ました。
ナタリー・ポートマンの美しさにはかなりウットリ?古典も現代もこなせるいい役者ですね。それにしても凄まじい愛憎劇です。それも姉妹でしょ?ちょっと凄すぎてついていけない感じ…。でも当時はそれが「生きる道」だったわけで…ちょっと切なかったりします。やはり因果応報って言葉が浮かびました…。ひどいものですね…あの裁判なんてあんまり意味ないよ…。
My Favorite Things
2008年12月10日

『ブーリン家の姉妹』 歴史を紐解く、二人の名演技に酔う心地よさ
期待にたがわず見ごたえある二人の演技に引き込まれます。特にスカーレットは、さすがの演技力というかこういう役こそ光り輝くのではないでしょうか。夫のある身でいやいや宮廷に入りながらも、ヘンリー8世を心から愛してしまう…むしろ、したたかなアンよりもずっと深い女の業を感じさせるのです。"英国"が入ると、画面に深み・奥行きが出るのですね。衣装・美術も素晴らしい。伝統でしょうか…。
ketchup 36oz. on the t...
2008年12月2日

『ブーリン家の姉妹』劇場鑑賞
ブーリン家の姉妹、それぞれイメージ通りのキャスティングで、姉妹を取り巻くキャストも魅力的でした。美人で聡明なアンよりも控えめで従順なメアリーのような女性の方が男社会の中では何かと都合が良く、好まれたということでしょう。女性が前に出すぎると疎まれる…ということでしょうか?かなり見応えのある作品だと思います。妃として王女を遺したアンの激しい強さが、エリザベス1世に繋がるのだと。
ANNE'SHOUSE-since1990-
2008年11月14日

「ブーリン家の姉妹」
この作品でナタリー・ポートマンの演じたアンの産んだ女性こそ後のエリザベス1世で、ケイト・ブランシェット主演の[エリザベス]ですね。小娘アンの誘惑にKOされ、アンとの結婚のため王妃と離婚し、ローマ・カトリック教会も敵に回して孤立してしまうヘンリー8世の愚行は史実として有名ですが、トップ・パーソンが女で身を滅ぼす…的な話は現代社会でも、あちこちで見受けられそうな?
RAY's Favorites
2008年11月11日

ブーリン家の姉妹
この物語で誰よりも腹がたった相手は、子供たちを政略の道具としてしか見ていない、姉妹の父親のブーリン卿と、叔父のトーマス・ハワードだ。せめてもの救いは、それまでの確執にも関わらず、姉妹のきずなが回復したことと、アンの娘,エリザベスの黄金時代をほのめかすラストかな…。ある意味これは、その存在をあまり知られてないメアリー・ブーリンの物語だろう。
虎猫の気まぐれシネマ日記
2008年11月9日

「ブーリン家の姉妹」
辛かった…。いや〜後半観ていて辛かったっす。「何だそれ?」って観ちゃいました。演出も悪くなく、衣装もとっても素晴らしい出来で、映画としてのクォリティは高いと云えます。でも悪くないけど…楽しい話じゃないので、鑑賞後は重くなることも考えられます。凄いと思ったのは、映像です。画家フェルメールが監修したのではないかと思うほど、陰影、構図がフェルメールっぽく、びっくりしました。
クマの巣
2008年11月8日

ブーリン家の姉妹
ブーリン姉妹の行く末はいわゆる悲劇なはずなのに、重苦しい気分にさせるどころか、高揚感すら与えるのは、2人の女性がどちらも強さを感じさせる存在だったからだと思う。妹メアリーの芯の強さにも素直にスゴイなぁ♪と思ったし、結婚が出世の道具だった時代に、自分がたんなる道具で終わることをよしとせず、積極的に人生を切り開こうとした姉アンのしたたかさには、ビックリしつつも感心した。
Addict allcinema 映画レビュー
2008年11月8日

【映画】ブーリン家の姉妹
観て感じたことより、観て得られたもの、これから得ていくものの方が遥かに大きいような気がする。イングランドの歴史の一片に触れることができたように思う。この国は華やかにみえる表面に、暗く重たい歴史を抱えている。いや、きっとどの国もそういう部分はあるだろう。そして過ちに気づき、繰り返さぬよう知恵を絞り、悪しきを正していくことで、歴史は動いていくように思う。
新!やさぐれ日記
2008年11月6日

*ブーリン家の姉妹*
翻弄されたアンとメアリー。ふたりの仲は一時、険悪なものでした。それは当然でしょう。でもそこはやはり姉妹。決してお互いを本当に見捨てることはありませんでした。そしてまたそれは冒頭母が言ったこと、いつも道具として使われるのは女性であることを身を持って知ったからだったのでしょう。世間やこの頃の風潮、しきたりに対する抗議の気持ちがふたりを硬く結び付けていたに違いありません。
Cartouche
2008年11月6日

「ブーリン家の姉妹」
冒頭でアンが自分を"The Other Boleyn Girl"という台詞があるが、原作"The Other Boleyn Girl"はメアリーのこと。所々映画だなぁと思えるシーンが登場するが、それほど違和感はなく素晴らしい宮廷愛憎劇。ハリウッド俳優のナタリー、スカーレット、エリック、そしてスペイン女優のアナ・トレント。彼ら以外は皆UK俳優。役柄はそれぞれにとてもマッチしていたが、ジム・スタージェス、彼に古典は似合わない。
ヨーロッパ映画を観よう!
2008年11月5日

「ブーリン家の姉妹」歴史なんて、色恋沙汰次第…。
ナタリーとスカーレットの美しさは、"圧倒的な美"でスクリーンから我々を魅了します…。後半は一転、国王の寵愛を我が身にとどめん為に、狂わんばかりに振舞うアンを、ナタリーは鬼気迫る表情で演じています、そしてそれを受けるスカーレットも、姉を救わんと奔走する、健気ではあるが芯の通った妹・メアリーを熱演しています。2人とも美しさだけではなく、非常に質の高い演技の競演を見せてくれます!
シネマ親父の“日々是妄言”
2008年11月5日

【ブーリン家の姉妹】愛と欲にまみれた王朝の悲劇
美しさの影には権力を欲したい人々の争いがある。女たちは権力闘争の道具にされ、身分の高い男の寵愛を得るために自らを磨き、シナを作る。美しく勝ち気なアン・ブーリンをナタリー・ポートマンが好演。国王の寵愛を得るために画策する姿、追いつめられて鬼のようになっていく姿、どれを取っても素晴らしい。仲が良かった姉妹が国王を挟んで愛と権力に翻弄されていく姿は悲しかった。見る価値ある一本。
映画@見取り八段
2008年11月5日

ブーリン家の姉妹
姉妹で王の寵愛を争うなんてことは世界中どの時代でもありそうな話。そんな中、アンは自分の生きたいように生きたかっただけなんだろう。すべては一族の繁栄のために。ある意味、ジョージが一番可哀想な気がする。姉妹の確執面はアンもメアリもお互い様という感じでヤリあっているが、愛情はいつも根底にある。最初と最後に出てくるあの幸せな草原は、「エリザベス」でも観た覚えがある。
猫の毛玉 映画館
2008年11月4日

ブーリン家の姉妹
★★★ アンは貪欲、あれくらいでなきゃのし上がれない。メアリーはあまり意志の強さが感じられない、空虚な感じ。子孫を残すのは重要な仕事。子孫に受け継がせるのは大事なこと。ヘンリー8世にとっては、世界を敵に回しても、自分の息子が王位に就くことがイギリスのためになることだと思ったんだろうね。
映画初日鑑賞妻
2008年11月4日

『ブーリン家の姉妹』
姉妹の間の強い絆、愛情、それが強ければ強いほど、何かあった時に裏返して嫉妬や憎しみ、恨みも強くなる。どんなに酷い仕打ちをし合い、傷つけ合っても、最後にはきっと和解できると信じられる。姉妹特有の関係がとても上手く表現されていました。清楚だけれど色気満々のメアリー役を演じる、スカーレット・ヨハンソンは最高のキャスティング。キャサリン王妃役のアナ・トレントは迫力の存在感。
試写会帰りに
2008年11月3日

ブーリン家の姉妹  アナ・トレントに注目!
この映画で最も注目したのはナタリー・ポートマンでも、スカーレット・ヨハンソンでもなく、アナ・トレントである。役柄はヘンリー8世の王妃であるキャサリン・オブ・アラゴン。子供を産めなく放逐される悲劇の王妃である。この物語の中に登場する人物たちがほとんど出世という欲望に囚われ、自らを失っていく中で堂々と主張する彼女の姿は非常に目立った。
映画と出会う・世界が変わる
2008年11月2日

「ブーリン家の姉妹」見ごたえのある良質な映画
★★★★ 特にスカーレット・ヨハンソンの儚げな美しさは運命を受け入れという過酷な現実を言葉よりも雄弁に伝える。当時の堅苦しい上流会j級の暮らしや群集監視の中で行われる断頭の様子など、現代では考えられないようなことが普通に行われていたのも驚きだった。姉妹の間での確執や嫉妬人の心の奥には、そんなどろどろとしたものがあるのだと改めて考えさせられた。
soramove
2008年11月2日

「ブーリン家の姉妹」も「闇の子供たち」も共に大人のエゴに子供...
「闇の子供たち」と「ブーリン家の姉妹」の共通シーン。前者で川で水遊びをする。後者で野原で遊ぶ。その場面が冒頭と結末に2度にわたり登場する。どちらも子供たちが無邪気に遊ぶシーンで、唯一心和むシーンであると同時にその中で描かれる世界の残酷さが際立つ効果を生んでいる。共に大人たちのエゴの為に子供たちが残酷な境遇に置かれる。「ブーリン家の姉妹」は16世紀のイングランドが舞台であるが、現代にも通じるものがある。
映画と出会う・世界が変わる
2008年11月1日

ブーリン家の姉妹
BBCが製作に協力しているので、歴史的な考証は最新の研究を反映してほぼ正確なのだと思う。物語の内容は、残酷なものだ。この姉妹がブーリン家という上昇志向の強い家に生まれなければ、もっと平和な家庭生活を送れたと思う。でも、歴史を変えていく原動力になった人間を生み出す渦中にいた人々は、こういう劇的な経験をしたのだと思う。見ごたえ十分の歴史ドラマだと思う。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Hamazo
2008年11月1日

映画「ブーリン家の姉妹」
結末は悲しいもの、アンの最後は悲惨だけどアンの遺したエリザベスは後にゴールデンエイジを築くのだから彼女もまた凄い女性で、女の奥義を極めたといえるのかもしれない…この映画は物語の展開がトントンと進み全く中だるみ的なものがない。主演2人の存在感も圧倒的で素晴らしい、特にスカーレット・ヨハンソンの憂いと微笑みに魅了されること間違いなしの映画です。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2008年11月1日

☆「ブーリン家の姉妹」
★★★★ この姉妹…コリャやばい…となると、どちらかが助け舟出すけど、それが誤解を生んだり、仕返しだったり…もう大変。慎ましやかな気立てのいいメアリー役のスカちゃんと、理知的で野心家のアン役のナタリーさん。好対照でも仲のいい姉妹なのに、愛が絡むと憎しみ倍増…反対の人から見たら、全く逆の行為なんだろうけど、その辺が愛憎劇の怖さ。ヘンリー8世は男子は生まれず…という呪われ者らしい。
☆☆ひらりん的映画ブログ☆☆
2008年10月31日

『ブーリン家の姉妹』 2008-No74
★★★★★ この姉妹の母親レディ・エリザベス・ブーリンは地位や富や欲に惑わされる事なく、子供を愛する母親の立場で物事を捉える。夫の心変わりにその立場を追われてしまうヘンリー8世王妃。男子を生む事ができなかったとはいえ、国民からも愛され、最後までお妃らしく凛としていた。この二人の女性だけは人として
映画館で観ましょ♪
2008年10月30日

『ブーリン家の姉妹』(2008)/アメリカ・イギリス
★★★★★ 自尊心が強くて頭脳明晰、勝気な姉アンをナタリー・ポートマン、 そして心優しく状況が読める妹メアリーをスカーレット・ヨハンソンが演じている。このキャスティングは正解。ナタリーはどことなく冷酷な感じを醸し出すことに成功しているし、逆にスカーレットは、温かみがあるキャラクターを出している。2人の女優の素の部分を引き出せたのがこの映画にさらに魅力と深みを添えることとなった。
NiceOne!!
2008年10月30日

【ブーリン家の姉妹】
いつも官能的な魅力たっぷりのスカーレット・ヨハンソンのメアリー、とても合っていて良かったです。それに対してアンはどうだったんでしょう?本当に嫌な女なのですが、段々気の毒にもなってきちゃったな〜。普通の幸せが待っていた筈なのに…。そして一番の被害者はジョージ!!何の罪もないのに…あまりにも辛くて辛くて泣けてしまいました。やり切れない気持ちにもなりましたが、ものすごく堪能しました!
日々のつぶやき
2008年10月30日

ブーリン家の姉妹
王に愛されたと思い運命を受け入れた妹と王妃になりたいと運命に挑んだ姉、そんな姉妹を愛し、運命に巻き込まれた弟。なす術もなく我が子を見守るしかなかった悲しい母…やはり最後は、愛を選んで嫁いだ姉妹の母親に感情移入してしまいました。ヘンリー8世は、結局この姉妹のどちらも愛してはいなかった。結局一番の被害者は罪なき弟と、幼くして母を奪われたエリザベスだったのではないだろうか?
to Heart
2008年10月30日

ブーリン家の姉妹
姉のアンを演じたナタリー・ポートマン、自信に溢れ、目的を成し遂げてゆく表情も、王の寵愛が途絶える焦りも、狼狽ののちに絶望、覚悟を決める表情も、どれも真に迫って、怖いくらいだ。妹メアリーのスカーレット・ヨハンソンはまた、対照的な女性として描かれてゆく。自分の意思など、いつも無視されていた彼女が終盤に見せる、確固とした態度と行動こそが、女性の真の強さじゃないかと思う。
悠雅的生活
2008年10月29日

ブーリン家の姉妹
気まぐれなヘンリー8世に翻弄され、元々野心的だったアンに猜疑心が生まれた。エリザベス1世の母として歴史に名を残したけれど、その生涯は哀れでさえある。アンを裁く裁判だっていい加減なもので、都合の良い証言を採用して判決をしてしまうところは「宮廷画家ゴヤは見た」にも描かれていた。結局、映画は最終的にメアリーの健気さに焦点を当てているようで、スカーレット・ヨハンソンが好演。
佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン
2008年10月29日

『ブーリン家の姉妹』@シャンテシネ
★★★★ ヘンリー8世、最低の男ですよ。何人の女を不幸にするの?何人の女を裏切るの?何人の女の人生をめちゃくちゃにするの?という感じでした。でも王妃の座に執着するアンはすごかった。あそこまで出来るのはある意味すごい。あそこまでできたからこそイングランドの歴史が変わったわけなんですけどね。宮廷で繰り広げられていたドロドロの愛憎劇でしたが、見ごたえたっぷり面白かったです。
映画な日々。読書な日々。
2008年10月29日

ブーリン家の姉妹
★★★ 野心、策略、嫉妬、憎悪…そんな言葉がぴったりのナタリー・ポートマンのアン役が小悪魔的な魅力で良かったです。一方、スカーレット・ヨハンソンのイメージとはかけ離れて?控えめのメアリーもこれまたけっこうはまり役だったわ〜。この姉妹、見る前はヘンリー8世をめぐって壮絶なバトルをしちゃうのかとおもったけど、結局父親や叔父の一家の出世のために使われた駒にすぎなかっただけなのね。
Lovely Cinema
2008年10月27日

The Other Boleyn Girl 「ブーリン家の姉妹」
ナタリー・ポートマンが珍しく王を翻弄して権力を手に入れる悪女を好演。一人の女に英国王室を大きく動揺される王をエリック・バナがそれらしく演じていました。最近のイギリス歴史物は風景に色を付けるわざとらしい演出が返って目立ちすぎます。俳優の動きが余計制限されるので映画としてはどうなんでしょう?それでも、史実に詳しくない私は見入ってしまいました。
表参道 high&low
2008年10月26日

「ブーリン家の姉妹」
ナタリーとスカーレットの競演楽しみにしてました。正反対の姉妹役が二人ともほんとハマリ役。女性が結婚の道具だった時代に それにのっかるアンのやり口はナカナカでした。実際妹と男とりあうのはどうも想像できないケド(私妹います…)ナニがあっても和解できるのが姉妹なのかも。愛憎劇でありながら、和解の話でもあった気がします。このエリザベス1世の時代がスキなので堪能できて満足デス。
かいコ。の気ままに生活
2008年10月26日

「ブーリン家の姉妹」みた。
★★★★ 悲劇だと思う。脚色はあるだろうが、実にやりきれない苦い後味が残る物語だった。王が絶対的権力を持ち、続いて「爵位」がモノを言う時代の英国。"政略結婚"で「ブーリン家に繁栄を」という父親の野心が狂わせた姉妹と弟の人生。何度となく「もしも・…」を願いたくなる哀しき物語。アンの独壇場。ナタリーの悪女?っぷりが見事。ナタリー、スカーレット共に美しい!髪がとても綺麗でドレスが良く似合っていた。
たいむのひとりごと
2008年10月26日

ブーリン家の姉妹
★★★★ 映画の作り、対照的な2人の姉妹の描き方によるところも大きいのだけど、ナタリー・ポートマンが素晴らしかったです!ただ愛されたかったメアリーも確かに悲しいのだけど、イギリスの歴史そのものさえゆるがしてしまったアンもまた、ただ自分の欲しいものを手に入れようとしただけなんだよね。原作も小説なので、史実とは異なるところもあるのだけど、とても分かりやすく作られていたし、見応えもありました。
☆彡映画鑑賞日記☆彡
2008年10月26日

ブーリン家の姉妹
最初から最後までスクリーンに釘付け! "エリザベス"のエピソード・ゼロとも言うべき本作は、見応え充分な素晴らしい仕上がりになっていました☆今やハリウッドきっての演技派二大女優の共演とあって楽しみにしていましたが、期待を大きく上回るほどの素晴らしい作品でした!性格的に対照的な姉妹だったが、最後は姉妹の絆がはっきりと見えて涙が出ました。
UkiUkiれいんぼーデイ
2008年10月26日

ブーリン家の姉妹
歴史好きな私としてはなかなか面白い映画でした。とはいえ、姉妹の人生に重点を置いてるので、歴史的出来事はあっさりとしか描写されたないのが不満ですが。この時代、カトリックとの決別などイギリス史にとって需要な転換期なので、もうちょっと深く描いて欲しかったかな。
だらだら無気力ブログ
2008年10月26日

『ブーリン家の姉妹』
★★★★ ストーリー展開も面白かったけど、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンがほんとに素敵だった〜。ブロンドでグラマーで美人のメアリー、メアリーとは対照的なヴィジュアルでありながら知的で男性を翻弄するアン。それぞれがバチッと適役で、演技も素晴らしかった。このパワー満載の国王と知己に溢れ向上心旺盛な女性の子供が、後にイングランドを黄金の時代に導くというのも納得。
Sweet*Days**
2008年10月25日

ブーリン家の姉妹
★★★★ 思ったほどの重々しさはなく観られました。性格は正反対なんだけどそれぞれに強さや華やかさには見応えがありました。衣装の豪華さなどにも目がいってしまいますね。当時は結婚が出世の道具とされていた時代で、ただの道具では終わろうとしなかったアンの強さはお見事です。まぁアンの娘が後にエリザベス一世になるわけで、悲劇的なラストでもちょっと救いはあったかなとと思いますけれども。
映画鑑賞☆日記・・・
2008年10月25日


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