100歳の少年と12通の手紙:作品を観た感想(8)

100歳の少年と12通の手紙
ユーモアを交えながら、ラスト付近ではしんみりと。 タイトルの100歳の少年というのがどういう意味なのか。勿論、ローズが関係しています。最初は思いつきで言ったことかもしれない。しかしオスカーなりに歳を取るというのがどういうものか、考え、そして彼なりに100歳となった生に折り合いをつけたんじゃないかなと思えます。 時にカラフルな場面で重い場面だけでずっと続けないところも良かった。 大袈裟な演出は無いけど、じわじわとくるような感じ。 良作だと思いました。
映画感想メモ
2011年12月27日

「100歳の少年と12通の手紙」
子供の病気をテーマに観客を泣かせる映画はあまり観たくないが、余命わずかな男の子と、病院が嫌いなおばさんの交流をファンタジックに描き、とても心温まる一作であった。病院キライのローズの気持ちってわかるなぁ。自分の子供でもないのになぜ?と思ったことだろう。しかしオスカーと接するうち、人生に少々絶望していたローズもまた優しい心が芽生え、生活に活気を取り戻し始める。初映画でオスカー役のアミールの笑顔がたまらなく可愛い!ローズを演じるミシェル・ラロックの女レスラーはカッコ良かった。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年12月5日

100歳の少年と12通の手紙
予想以上にコミカルで楽しい、でも、やっぱり最後は切なさでいっぱいの作品でした。少年の素直な反応に心が洗われるようでした。主演の二人がいいですね〜。気風のいい口調でオスカーを導いていくローズにミシェル・ラロックはぴったり。思い出の試合のシーンがまた楽しかったです。純真な瞳で真っ直ぐに見つめてくるオスカーくんを演じたアミールの可愛いこと!ちょっとおませな言葉で書く手紙はみんな最高に楽しくて切なかったです。時々登場するおとぎ話みたいなシーンを観ながら、字幕でなければ小さな子供たちにも見せてあげたいと感じた1本。
とりあえず、コメントです
2010年12月3日

「100歳の少年と12通の手紙」クリスマスのほろ苦いおとぎ話
★★★★ 映画の舞台は病院の小児病棟、主人公の余命はごくわずか。湿っぽくなりがちなテーマだけれど、オスカーのくるくる変わる表情と、全てを楽しもうとする前向きな姿勢に笑ってしまうシーンも多い。彼とローズは1日を10年間と考え日々を過ごすことにし、毎日神様に宛て手紙を書くことを約束した。彼女は一日の終わりに手紙を風船に付けて空に放つ、神様に届くように。荒涼とした風景とまっすぐな道を走るピンクの車、降りてくるのはピザをかかえたピンクスーツの女。映画を見てるうちにそれが普通に思えてくる。こんな映像の魔法も心地良い。
soramove
2010年11月27日

《 100歳の少年と12通の手紙 》
★★★★ エリック=エマニュエル・シュミット監督が、自身のベストセラー小説を映像化した作品とのことで、涙を誘う展開が予想されます。が、いざ鑑賞してみると意外にも明るく、フランス映画慣れしていない私にとって、とても"フランスらしい"作品でした。主人公オスカーの、持てる知識を結集した"未来の世界"が、愛らしさと切なさを織り交ぜながら繰り広げられます。10歳にして自らの余命を知ってもなお、強く"人生"を生き抜くオスカーの姿に、感動を覚えることは必至だと思います。誰にでもいつかは訪れる"死"に、誰よりもしっかりと向き合った少年…感涙でした。
映画 - K'z films -
2010年11月23日

*100歳の少年と12通の手紙*
久々にたっぷり泣かせていただきました。は〜すごくいい…。このふたり、ウマが合うところがあるんですよね〜。それは多分口は悪いけれどハートはやさしいローズの本当の姿がオスカーにわかったということと、この女優さんミシェル・ラロックが子供との相性がいいということもあるでしょう。1日を10歳としてカウントする。15歳、20歳、恋をし、結婚し‥40歳くらいで人生の悲哀も感じたりもするのですが、このころになるとオスカーがぐっと大人びて見えるのですから不思議です。ベタつかず、一部ファンタジーっぽいシーンも挿入されていて、ほんといい映画です!
Cartouche
2010年11月17日

100歳の少年と12通の手紙
★★★★ いわゆる典型的な難病モノ。しかし本作は思いのほかに明るい作品でした。それは一重に主人公オスカーの目線で物語が描かれているからです。ローズは最初この以来を受けたときには、12日間毎日ピザの注文をするという交換条件が目当てでした。しかし徐々に彼女も変わって行きます。彼女はオスカーを子供ではなく一人の人間として対等にみて話をしていました。だからこそ辛い現実も突きつけます。私たちはいつの間にか彼を見守るローズの視線になっていたように思います。しかし後から考えると、精一杯人生を生きることの素晴らしさを教えてもらった気がします。
LOVE Cinemas 調布
2010年11月14日

100歳の少年と12通の手紙
ローズは1日を10年に数えるようにオスカーに教える。そんなお呪いのようなことをしても現実には奇跡が起きるわけでもない。水晶球のようなスノーグローブは未来占いではなく、ローズの一般人とは違う数々の夢のような非日常的な思い出を映し、現実のオスカーと合体する。水晶球はローズの過去の栄光をオスカーに"輸血"する媒体なのだ。夢は時間が長く感じられるとよく言われるが、毎日毎日が一炊の夢状態になり、夢の中でオスカーは長生きするのだ。邦題の「12通の手紙」とはオスカーが毎日神様に送る手紙のこと。神はピザ屋に宿っていたのだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年11月12日


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