ダークネス:作品を観た感想(3)

ダークネス
精神的に追い込んでいくタイプのホラー映画です。じわじわと近づいてくる「闇」の姿…40年前のおぞましい過去の出来事の設定がまたいい。恐怖を物質的に描くのか精神的に描くのかが微妙な線なのですが、雰囲気はとても好みでした。丁寧に作られていて、不安が闇を誘いそれが加速していくラストまで目が離せなかった。不気味なカットインが多用され、ぞっとする演出が良く出来てる。設計士が闇に追われて消えていく地下道のシーンも良かった〜。事実が畳み掛けるように明らかになる後半の展開と、ダークなラストを迎えるエンディングに、いい得ない不安が残る。
いやいやえん
2013年5月9日

【ダークネス】闇が生む物
闇の中にある物と最初から仕組まれた罠。神秘的な映像が美しい。老人が闇に追われ消えていく地下道の画は圧巻。レジーナ役のアンナ・パキンが、ちょ〜キュート。ポール役のステファン・エンキストも可愛い子役。登場人物の美しさにまで拘った恐怖の映像は見物。ただ、どんどん引き込まれる半ばまでの展開に引き比べ、クライマックスは突っ込み所満載。しかし、ラストはまた「ホラーとしては良い意味で」後味の悪い印象的な作品に仕上がっている。雰囲気、恐怖感含め、まぁまぁステキなホラーだったと思う。
映画@見取り八段
2009年9月11日

ダークネス
スゴイ!とにかく怖い恐ろしい。不気味なカット・イン&カット・バックが多用され、ゾっとする演出の素晴らしさ。暗闇への恐怖感が煽られ、得体の知れない邪な闇に絶望する。悪魔崇拝の儀式を盛り上げる要素が"円"に関わる。円は循環する、繰り返される、終わらない、そして完璧なもの。このイメージが終盤に闇と結びついて恐ろし効果倍増。このあとどうなる…?と不安が残る。こういうの好きです。
猫の毛玉 映画館
2008年10月31日

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