岸辺の旅:作品を観た感想(12)

道行き〜『岸辺の旅』
幽霊/死者との旅という、ファンタジーとホラーの間にあるメロドラマ。なんとも言えない深い闇の恐ろしさ、霞がかる光の不気味さ。その中を彷徨う深津絵里と浅野忠信が、とってもいいです。
真紅のthinkingdays
2022年4月18日

『岸辺の旅』2015年日本
不思議な感覚の、独特な雰囲気を持った作品でしたね。「深津絵里」も好演していましたね。ホント、独特で不思議な作品でした。
じゅうのblog
2022年3月28日

映画『岸辺の旅』亡き人との旅の終わりに信じたいコト
もう一度、逢いたい人には幽霊でもいい、どんな形でもいいから、逢いたいーと思うかと…そして、一緒に過ごせた、夫婦ふたり旅♪妻は、嬉しかったと思う。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2018年12月19日

岸辺の旅
★★★ ふかっちゃんは相変わらず上手だったな〜なんか不倫していた相手に会いに行ったときなんて、なんかゾクゾクする内に秘めた怖さあったよ。浅野さんはやっぱり私苦手なんだわ〜この人のキスシーンとか美しくないんだよな〜なんかそこがね〜。
C’est joli ここちいい...
2015年12月20日

「岸辺の旅」
★★★★ 異色の、ユニークな幽霊ものである。脚本が秀逸と思えるのは、瑞希が翌朝目を覚まし、優介の姿が見えない事を確認した後の言葉である。「変な夢」。そしていつも通りの朝の支度にかかる。「岸辺の旅」とは彼岸と此岸の境界の旅であり、そこでは、生者と死者がボーダーレスに暮らしている。死者を含めた、さまざまな人々と触れ合う事で、瑞希は徐々に、“死”というものの実態を心で受け止めて行くのである。これは、瑞希という女性が、人を愛する事の大切さを学んで行くラブ・ストーリーなのである。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2015年10月27日

『岸辺の旅』 小津安二郎の影
これは小津安二郎へのオマージュというか、小津作品にインスパイアされた映画だなという感想を持った。小さな漁港の海岸で夫婦愛の物語として終わる。しみじみと、ハッピーエンドの音楽がかぶさる。見事に小津だった。
Days of Books, Films
2015年10月17日

岸辺の旅
★★★★ 妻を演じる深津絵里と夫を演じる浅野忠信とのコンビが素晴らしく、ファンタジーながらも二人の間の愛がどんどん高まっていく様子が十分なリアリティを持って感じられ、なんとも言えない映画の雰囲気にひたることが出来ました。なかなか一筋縄では捉えられない作品だなと思えてきます。
映画的・絵画的・音楽的
2015年10月13日

「岸辺の旅」:黒沢の円熟期のはじまり
今年還暦となった黒沢清の新しい展開を感じさせる作品。本作でも浅野忠信が淡々と動き、語ります。その演技以上に、演出が淡々と「普通のこと」として描いているので、死者には「恐怖」や「驚異」はなく、むしろ場面によってはそこはかとないユーモアすら漂っています。深津絵里の妻が、それを当然のごとく淡々と受け止めるのも面白いですね。そくそくとしみ入る良い話です。でも、最高にスリリングな名場面は、ふかっちゃんと蒼井優の「女の対決」シーン。
大江戸時夫の東京温度
2015年10月11日

映画・岸辺の旅
最後の最後に優介を見送った後の瑞希の人生が穏やかであって欲しいと思いました。旅先で二人に親切にしてくれる人々、小松政夫さんや柄本明さんは安心して観ていられますね。一番凄いと思った脇役は蒼井優さん。深津絵里さんとのスパークが見えるようなやり取り、恐ろしかったですよ〜。原作の感想に「透明感がある」と書きましたが、本作もその通り。それは深津絵里さんに負うところ大だと思いました。
読書と映画とガーデニング
2015年10月8日

『岸辺の旅』 ふたりの間にある不自然な柱
この作品世界では、死者と生者の差はあまりなく、ともに暮らしているのだ。黒沢清はホラー映画の監督としても有名だが、この映画はメロドラマである。メロドラマの部分はよくあるパターンな気がしてあまり惹かれなかったのだけれど、生の領域を死の領域が侵犯していくような演出には見るべきものが多かった。浅野忠信がいかにも普通っぽい男を演じているのが妙な感じもして、瑞希(深津絵里)にベッドで接触を迫られ、幽霊のくせにそれを拒むあたりがかわいらしくて笑ってしまった。それから1シーンのみの登場だけれど、主役の深津絵里と対峙することになる蒼井優の笑顔の怖さも特筆すべきところがあったと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2015年10月6日

岸辺の旅〜「イフ」の万華鏡
★★★★ 瑞希役の深津絵里が最も美しいのは遠い眼差し顔。「悪人」もそうだった。その意味で本作は深津に最もふさわしい作品。優介が村の公民館で光の粒子と波動の二面性について講義し、粒子が無のようであるとするのも物理学的幽玄を表現したもの。天井のUFO型蛍光灯が順番に灯されるのはむしろユーモアを感じる。
佐藤秀の徒然幻視録
2015年10月1日

「岸辺の旅」死を超えた純粋なる“夫婦愛”
死を超越した“夫婦の愛”を変に奇をてらわず真正面から捉えることで、淡々とした中にもとても強く、それでいて優しい人間の本質を描き出すことに成功しています。また“日本の原風景”とも言えるどこか懐かしい風景のロケーションが、見ている我々日本人の心に深く語り掛けてくる…、そんな気がしました。黒沢清監督作品としては初めてのシネマスコープサイズの映像も、それらの印象を強くするのに、効果的だったと思われます。深津絵里、浅野忠信のご両人は、それぞれとても上手に3年間離れていた夫婦を絶妙な距離感で演じています。小松政夫、柄本明、蒼井優といった面々がイイ味出して演じて、脇を固めています。
シネマ親父の“日々是妄言”
2015年9月24日


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