パフューム ある人殺しの物語:作品を観た感想(8)

【パフューム 〜ある人殺しの物語〜】愛を知らない調香師の童話
「香水」と言う、装飾の最後を飾る優美な物が題材でありながら映画から漂ってくるのは腐ったドブのような匂いだけ。香水とは縁もない世界に育ったジャン=バティストにはその才能を生かす術を与えられても、どう使えばよいのか誰も教えてはくれなかった。調香師の世界に足を踏み入れた時には、すでに暗く屈折した欲望に支配されていた。これを狂っている、と見るのは正常な世界で生を与えられてきた人間。親を知らず、育ての親の愛も知らず、命の何たるかも知らない彼が作った香水が、最後の時に皆に愛を与えると言う皮肉。
映画@見取り八段
2009年8月24日

パフューム ある人殺しの物語
結局、最期まで観た感想は「このグルヌイユは最初から最後まで誰にも愛されずに生きていた」こと。これが何とも悲しい。プラム売りの少女を彼はあとになって「愛していた」ことに気づく。もうちょっと豪華絢爛な映画だと思ってたけど。ずっとダークで貧困層なシーンばかりで息苦しかった。でも引き込まれてと観てしまいました、なんともいえない感想を残す映画です。けっこう好きです。
SUPER BLOG.JP
2008年11月7日

パフューム ある人殺しの物語
映像はとっても綺麗で、この監督さんの独特な色使いが私は好き。ストーリーは最初から「えー?」の連続なんだが、それはこの時代のひどさだったり、主人公の異常性だったり色々。本当、主人公が徹頭徹尾気持ちが悪い!最後のほうとか笑っちゃいました。呆気にとられて。あまりのことに失笑するしかありませんでした。きっと原作はもっと自然な流れなのかもしれないなぁ。原作者が映像化を拒み続けたのは、伊達じゃないと思うな。
猫の毛玉 映画館
2008年10月21日

パフューム ある人殺しの物語
本作では匂いの坩堝を細かいカット割りと騒々しいまでの音によって表現している。これが巧い。愛情どころか何らの感情をも向けられなかったグルヌイユの誕生を、ただ匂いが包む。この瞬間に彼の運命は決した。香りは生命の源。ジャン=バティスト・グルヌイユがジュゼッペ・パルディーニから教わった言葉。彼の思想を決定づけた教えだ。彼にとっての真理だ。その真理に忠実たらんとしてグルヌイユは彼に用意された運命を突き進む。
MESCALINE DRIVE
2008年9月12日

☆ 『パフューム ある人殺しの物語』
すでに見た人が絶賛していたので、期待したら、期待しすぎたせいか、普通に面白い作品だったが、何か以前に同じような映画を見たことがあるような気がする。 この映画もあまり記憶には残らないような気がする。 香水の好きな女性ならはまるのかも知れない。
映画の感想文日記
2007年4月18日

パフューム ある人殺しの物語
全体的な評価としては「よくがんばりました」かな。 「よくできました」ではないけどけっこう頑張ったんじゃないかと思う。 映画化にあたっての難関、「香りの表現」を映像と音を効果的に用いて精一杯にやってた。グルヌイユが初めて街に出て街に溢れる今まで知らなかった沢山の香りを嗅いだ時の静かな興奮とか、よく伝わってきた。近いうちに、また原作読もうかな。
h
2007年3月21日

パフューム ある人殺しの物語
かなり衝撃的でした。 個人的にはすごい! すばらしい! すごんもん観たなという感じです。 うーん、人を惑わすような香り・・・かいでみたいーーーーっ!! そしたら脱いじゃう??(笑) なんか麻薬のようですね。 冒頭に出てきたのは悪臭がただよう世界、、、このころのパリの不衛生な雰囲気もよく描かれていて、本当に匂ってきそうな感じでしたね。 バックに流れる音楽も合っていて、自然に前のめりになって観ていた私・・・観ているこちらも素晴らしい映像に音楽、そして俳優さんたち・・・魅了されてしまいました。これは劇場鑑賞向きのような気がします。
映画鑑賞☆日記・・・
2007年3月19日

「パフューム ある人殺しの物語」
衝撃、衝撃、衝撃。 グロい映像と相対して柔らかな光の加減、騙され続けるようにうまく書かれた脚本とその意外なストーリー。 役者たちの飄々とした演技。 予告で使われていたあのなんともいえないシーンはなんとも圧巻。本当ににおってきそうでした。 バックに流れる音楽が画面を前に押し出すかのように上品に流れていて、はっとしたときは消えてる…。 だから、少ない台詞とナレーションで、映像重視の世界、自分の感覚でにおいをかんで欲しいといっているよう。 とにかく劇場で自分の目で確かめて欲しいと思う作品です。 映像だけでにおいって表現すること出来るということにも驚きます。
てんびんthe LIFE
2007年3月19日


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