ラスト・ターゲット:作品を観た感想(17)

【映画】ラスト・ターゲット
★★★★ いぶし銀な味わい光る作品だったような、退屈な作品だったような、何とも微妙な線の作品ではありましたが、私はどちらかと言えばいぶし銀な味わいと感じ取れた方でしたかね。どちらかと言えばカッコイイ+茶目っ気たっぷりなキャラを演じることの多いクルーニーですが、ただただ渋いこう言う役も案外似合いますね。作品の大多数を占めたイタリアの山岳地帯に位置する田舎町での潜伏生活は、これはこれで見応えがありました。ラストへ向かう切なさたっぷりな終盤の展開は、クライムサスペンスとしても、ラブストーリーとしても見応えあって、最後の余韻も含めて嫌いじゃない展開だったなぁ。感情移入はさせられた作品でした。
ただただ映画を楽しんでる人のブログ
2016年5月13日

『ラスト・ターゲット』を新橋文化で観て
普通に渋い話で、組織の女も、クルーニーが惹かれる女も趣味がよくって、グッドなんだけど、もう一発ラストにメリハリが欲しかった。リアルに抑えたからあれはあれで正解なんだろうけど。
ふじき78の死屍累々映画日記
2015年11月24日

映画 ラスト・ターゲット
街中での狙撃手(暗殺者)にとって、自分が狙う側から狙われる側になるような状況に陥り事は、想定外なのでしょう。そんな状況が描かれていますが、狙撃シーンが少ないのが残念でした。
こみち
2015年11月12日

【映画】ラスト・ターゲット…神父親子のくだり要る?
★★★★ (狙ってる)雰囲気は十分にある作品。一つの村とその周辺だけでひっそり展開するストーリー…というのは良い効果だったとは思うが、作品自体もひっそりとしちゃった感もあり。ハードボイルド、命がけのストーリーの割にはのんびりしたテンポの映画、あと、クルーニーも女優もハダカな率が高い映画でした。普通に楽しみたい私としては正直退屈する部分も多い映画でもありました。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2012年7月22日

ラスト・ターゲット
ジョージ・クルーニー渋いな。全体的に静かな展開で盛り上がりに欠ける感もあるが、これはジョージ・クルーニーを満喫するための映画だと思えば、充分楽しめる内容。
だらだら無気力ブログ!
2011年12月1日

ラスト・ターゲット
★★★ 本来ならば好きな設定なんですが、やはり殺し屋ジョージがいまひとつというか似合わなかったからかもしれません。こういうお話に似合う、哀愁漂わせる役者さんが演じていたら面白かったのかなと...。ま、ラストシーンは良かったけど。もっと哀愁さが欲しかったですな。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年11月24日

ラスト・ターゲット
地味で硬派なハードボイルドな作風で、ジョージ・クルーニーがついゴルゴ13にみえてくるのはご愛嬌。 前〜中盤は、静謐にゆっくりとした部分で迫力あるアクションを求める人には少々物足りなさを感じてしまうところですが、常に銃を手放せない主人公の緊張感が伝わってくるシーンでもあります。 ジョージ・クルーニーがその茶目っ気を消し、もの静かで渋い男を演じていました。ラストで車中でみせるそれまでとは違う怒りと悲しみの表情が印象的です。
いやいやえん
2011年11月22日

ラスト・ターゲット (The American)
冷酷な判断も冷静に下せる闇社会のプロが、自身の老いと潜伏先の住人たちとの触れ合いから闇稼業から足を洗おうとする様を描いた本作。アクションを派手でスタイリッシュには描かず、どこかバタバタした雰囲気を出しているのも、どこか生々しさがあって良い。“プロの仕事”を楽しめる描写が多いのも嬉しい。ただ、いささか雰囲気で乗り切ろうとしてしまっている感も否めず。この手の作品を慣れ親しんだ世代が「そうそう!こんな感じ!」と楽しむ分にはそれでも良いのかも知れないが、そこで留まってしまうのは題材的にもキャスティング的にももったいないなぁと。
Subterranean サブタレイニアン
2011年11月8日

ラスト・ターゲット
★★★ 冷酷非情な殺し屋の姿を、冒頭の数分間で観客に的確に印象付ける。主人公のクルーニーに暗殺を依頼する組織はどんなものなのか、標的はどんな人物なのか、などと言った背景的なことは一切説明されず、大層渋めに描かれています。とはいえ、このままで終わるはずはない、という強い緊張感が画面に漲っていて、見る者を決して飽きさせません。
映画的・絵画的・音楽的
2011年7月27日

映画レビュー 「ラスト・ターゲット」
★★★★ 実にシリアスで、ストイックで、ダンディズム溢れ、余計なモノを極力排した作品。台詞もそれほど多く無く、ジョージ・クルーニーのオーラとイタリアの田舎町という情景、そして暗殺者という陰のある設定という、それだけで観客の心を魅了するだけの雰囲気を持ち合わせている。最大の魅力であるジョージ・クルーニーのストイックに生きるダンディズムには脱帽だ。寡黙な役はあまり思いつかないが、クールに決めるのもとても良い雰囲気が出ていた。閉塞感漂う毎日を送る人に是非観てもらいたい。信じた道を突き進む勇気を与えてくれるだろう。
No Movie, No Life (映画・DVDレビュー)
2011年7月24日

ラスト・ターゲット
★★★ 小川のせせらぎのある場所がいたく気に入り、マチルダとのビジネスも、クララとの「ピクニック」もそこで行うくらい。蝶々がとまり「絶滅危惧種だ」とジャックが思わず言うのは自分自身を投影させてのことだろう。彼はもう引退寸前なのだ。マチルダが注文したスナイパーには仕掛けが施されているのは見え見え。それにしても、イングリッド、マチルダ、クララ、そろいもそろってゴージャス美人。マチルダとはビジネスでの付き合いで濡れ場はないが、一番クール。彼女もクールでいながらどこかジャックに惹かれていた風情だ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年7月14日

映画「ラスト・ターゲット」
★★★ 期待なしで見たけど結構面白かった。田舎町の異邦人はとにかく目立つ。誰とも関わらないで生活することは難しい。そして静かな生活に他人が関わる時、音の無い彼の生活が動き出し、色づき彼の心の動きがやっと見え始める。ジョージ・クルーニーはどこか茶目っけのある役が多いが今回は一貫して寡黙でクール。そのヒリヒリするような緊張感は物語の結末を暗示しているようだ。この映画は何かの謎解きや戦いとかではなく、暗殺者の運命を描きながらもやはり人間は人間性を捨てきれない。そんな当然のことをただ単純に描いている。
soramove
2011年7月13日

*ラスト・ターゲット*
かなり地味で渋く、スナイパーの孤独な生活をヨーロピアンテイストで静かに描いた作品でした。普通に町を歩いていても、バールで食事していても常に警戒しなければならず、誰とも親しくなれない孤独が美しい映像と共に描かれていて好きなタイプの映画でした。ただちょっと2・3腑に落ちない個所があるし、やはりジョージ・クルーニーはどんな役をやっても大モノ感が出過ぎてしまうのがいいようもあり、難点でもあり…。私はこういう雰囲気の作品は好きですが、・・といってお薦めとまではいかないといったところでしょうか。
Cartouche
2011年7月12日

ラスト・ターゲット 睡魔との闘いになったのはけっして映画のせいではない
重要な登場人物は主人公の他にはたったの3人。なんか出会いからして胡散臭いベネデット神父、狙撃ライフルの制作を依頼するマチルダというなんか謎な女性、なんで彼がそこまでのめり込んだのかは不明な娼婦クララ。この娼婦クララは夜の顔と昼間の顔がかなり雰囲気が違う。そこにも意味があるのかないのかそれは不明だが、実はバストの形を見てようやく同一人物だったのだと解った始末。すごい静謐な映画で、淡々と物語も進んでいく。自分は風邪薬を飲んだ状態で鑑賞…。いい映画だったのに、集中力欠如だったのがもったいなかったっす。
労組書記長社労士のブログ
2011年7月12日

『ラスト・ターゲット』
映画のなかで山ほど銃をみてきたが、設計から実際の使用まで順をおい観察したのは初めてかな。クルーニーがなんの組織に属すかわからない。おそらくCIAだが、それを匂わす描写はない。だから彼が躊躇せず人を殺すとき、そこに正義はないけれど、きしむ工具の音がかわりに説得力をもたらす。石畳をうろつく寡黙なクルーニーをながめたのしむ映画だ。イタリアの光と闇は、すべてつゝむ。善悪、美醜、愛憎、動静。ありとあらゆる矛盾を。
そのスピードで
2011年7月8日

「ラスト・ターゲット」
一言で表現すればいぶし銀のようなシブい映画。今年50歳。白髪混じりのジョージ・クルーニーは実にシブい。舞台はイタリアの大田舎、カステル・デル・モンテの石畳は美しい。ある日ジャックは娼館ではなく、町中でクララに出会う。その後レストランで食事をしたり、ピクニックに行ったりして過すうち、彼は明るくて美しい彼女に惹かれて行く。ラスト近く、クララに"今夜は仕事に行くな!"と宣言し、"ティ・アーモ!永遠に!"と彼女を抱きしめる。しかしクララはジャックの真の姿を知らない。彼女の中でジャックは、愛する"エドゥアルド"なのだから…。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年7月5日

ラスト・ターゲット
★★★ 実にクールなジョージ・クルーニーでした。中盤は暗殺者としての彼の能力をアピールするシーンが多いように感じました。クララとのデートの辺りからジャックの人間らしさが強く出てくるのですが…。結末はともかくとして、何故ジャックが襲われなくてはならないのか確たる説明は一切ありません。要するに本作はその理由を知ってジャックがそれを打開するという、いかにもなクライムサスペンスを描きたいのではないということ。1人の暗殺者が愛を知り、己の限界を悟る様子を淡々と見つめ続けたということなのでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2011年6月29日


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