真夜中の弥次さん喜多さん:作品を観た感想(6)

【真夜中の弥次さん喜多さん】リヤルを求めて・・・
笑ったけどさ…でも、私はこの映画、切なかった。だって、この世界は、どこまで現実でどこからが夢なのかまるで解らない。この夢は、喜多さんの夢なんだね。喜多さんは、弥次さんが好きで好きで好きで…もう、自分のいる世界が解らないんだよ。リヤルが、とんと解らねえ。でも、喜多さんには結局、夢から抜け出す事は出来なかったのかも知れない。何とも表現のしようもないけど、何度でも見直してみるたびに新しい発見がありそうな気がする映画だった。
映画@見取り八段
2009年9月25日

古くて退屈なクリシェを否定するためのスピード。
しりあがり寿の漫画は絵と特異な物語の展開からも、もちろんスピードを味わうのに向いたマンガではない。宮藤監督はこの作品世界を、観客に置いてきぼりを食らわせる奇妙なスピード感をもつ展開の中で捉えた。もちろん漫画を知っていたら、このスピード感はだいぶ違ったろうし、さらに宮藤監督の原作への愛情の強さに感動させられるだろう。たとえそのことを考慮に入れたとしても、この作品は十分野心的な作品だ。
+ I N T R O +
2005年4月28日

落とし前はまだ――
場内の盛り上がりぶりはこれこそ興行といった感じで心地よく、私も2時間強の上映時間中、最終的には正確に25回、声を上げて笑った。長瀬智也には、その何を演じても長瀬智也なアクの強さも含めて、ケッコー好感を持っているので、本作でも遺憾なく発揮されたなりふり構わぬアバレぶりは心地よかった。中村七之助のあざといホモぶり、ジャンキーぶりも個人的にはツボだった。芸能人は芸を見せてナンボと改めて思い知らされた次第。
+ I N T R O +
2005年4月18日

ノーミッソ、ピャ−ン!
この映画はタケシの「みんな〜やってるか!?」以来の「お笑い映画」とでも言いましょうか。「みんな〜」を観たときに、こんな「ひょうきん族」みたいな映画、タケシ以外の人が作ったら殺されるだろうと思いましたが、この「真夜中の〜」は、「ひょうきん族」+「ドリフ」くらいの感じで、とにかく監督のやりたいことはすべて注ぎ込んだという印象です。観ているうちにドンドン脳ミソがバラ色に燃えて、溶けてしまいそうになり、おまけに頭にチューリップでも咲いてしまいそうです。
+ I N T R O +
2005年4月18日

人間不在のお笑いを如何にして笑うか
驚くほど巧みに場と笑いを繋ぎ合わせてはいるが、その画面はさながら“お笑い超特番”といった風情が濃厚に漂う。昨今のお笑い好きの人ならば、この馴染み深い空気を十二分に楽しめるのかもしれない。
+ I N T R O +
2005年4月18日

宴会芸を突き抜ける力ワザを!
今回は最初から最後まで、何だかなあという溜め息に終始。その中で唯一の救いは、ただ一人突き抜けた「芸」を見せてくれた、「笑の宿」の竹内力の存在だ。好悪を超え、あっけにとられている客までも強引に取り込む気迫とマイ・ワールド感全開の説得力。これぞ、プロ。いや実に。どうせ「映画で舞台」をやるならば、全篇にこのレベルの「力技」が欲しかった。その意味でも、残念としか言いようのない怪作でありました。
+ I N T R O +
2005年4月18日


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