花筐/HANAGATAMI:作品を観た感想(7)

花筐/ HANAGATAMI
★★★★ 余命数か月と宣告を受けた重い病気を患っているにもかかわらず、大林監督の意気込みを感じられる映画にであい、敗戦というこの国の大きな転換期、戦後のすごい生活苦を体験している人たちや、戦争がどんなに恐ろしいものか、それを警告し発信つづけなくてはいけないと。映画を観ているとそれがひしひしと感じて来て、この作品の中には大林監督の思想がある。その思想の根底には、第二次大戦中を知っている世代の特有なものがあるようだ。
映画に夢中
2018年2月20日

『花筐』をユーロスペース1で観て、
★★★ いや、こんなん分かるかよ!という感じだが濃密でエロくて童貞っぽい。女性陣は女主人常盤貴子と女学生3人。難病で血を吐く矢作穂香、山崎紘奈、門脇麦。いや何かいたなあ。それぞれのエピソードも思いだせないのは何でだろう。女優としてはみんなそれぞれ好きなんだけど、特にどうとか思いだせない。でもまあ169分はいらんかったと思うよ。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2018年2月12日

「花筐 HANAGATAMI」
素晴らしい。2時間49分もある長尺だが、ほとんど時間の経過を感じさせない程に見応えある傑作だった。挿入される、唐津くんちのダイナミックな祭りのシーンもまた、人間の生命力の迸りを表現している。ストーリーを追うよりも、全編に漂う、どんな時代であろうとも、自分の意思で生きよ、時代に流されるな、という大林監督の痛切な思いを感じ取るべきである。1度観て理解出来なくても、2度、3度と観る度に新たな発見があり、より理解が深まるだろう。これはそんな映画なのである。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2018年2月6日

花筐/HANAGATAMI
★★★ 同じ大林監督の「野のなななのか 」とよく似たテイスト。舞台は佐賀県唐津市。虹ノ松原、名護屋城とロケされている。何か尻切れトンボな感じは否めない。
佐藤秀の徒然幻視録
2018年1月24日

「花筐 HANAGATAMI」:
40年前の商業作品デビュー作『HOUSE ハウス』よりも前からの企画だというあたりも、感慨深いものがあります。評判も極めて良いようです。しかしながら、正直失敗作でした。役者たちにも魅力が感じられなかったし。
大江戸時夫の東京温度
2017年12月29日

『花筐 HANAGATAMI』 女は悲しく、男はかわいそう
唐津らしい風景を切り取るつもりはなかったようで、自由な想像力で様々に唐津の風景がコラージュされた大林ワンダーランドが展開されていくことになる。それでも「唐津くんち」の場面は実際の祭りの風景が捉えられていて賑やかな雰囲気が伝わってくる。とにかく大林映画としか言いようのないような作品だった。独特なテンポと台詞回し、アニメとは違うけれど隅々までコントロールされた映像表現で169分もの長尺を見せてしまう。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2017年12月21日

花筐/ HANAGATAMI・・・・・評価額1750円
本作が「この空の花 長岡花火物語」「野のなななのか」の延長線上にあるのは明らかだが、昭和の文豪・檀一雄の短編小説から脚色された物語は、幻想青春映画としてのカラーが強い。2017年に生まれるべくして生まれた、まさに執念の塊としての映画。本作は老いてなおアヴァンギャルドな大林宣彦と、野心に溢れた若き頃の大林宣彦のハイブリッドの様な面白さがあるのだ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年12月9日


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