闇の子供たち:作品を観た感想(23)

闇の子供たち
★★★ 確かにショッキングな作品である。白人カップルがやっていることと、病気の子供を抱える夫婦と、自分のエゴということには変わらない。でももし、自分の大事な人がそうなった場合、彼らと同じ行動をとらないと言い切れるかどうか。。。また、一見正しく見える人でも、何を抱えているかわからない。命だって軽んじていると、軽く思えることに慣れてしまうのだろうか?そのあまりの問題提起の多さに胸が詰まってくる。
映画、言いたい放題!
2009年5月29日

『闇の子供たち』劇場鑑賞
必要とされる残酷なシーンは 「…であろう」 という見せ方で、配慮を感じることができました。角度を変えた表現で、観る側は十分に理解できるし、強いメッセージも受けることができました。臓器にしても、商売になっているのは同じなのですが、割り切れない感情もあるんです。故郷の大木に抱かれながら、川辺で遊んだ妹との思い出は、短く辛い少女の人生にも、幸せな時が刻まれていたと云うことでしょう。強者が弱者を征服し玩ぶ行為はどうなんだろうか!?
ANNE'SHOUSE-since1990-
2009年1月9日

カタルシスはいらない 「闇の子供たち」
こんな内容を取り上げたまではいいとしよう。こちらは悲惨な現状や告発すべき対象をしっかり見てやろうと集中しているに、なぜか乗ってこない。で、あげくの果ては"弱い自分"が諸悪の根源? 映画を見る前に抱いていたイメージのほうがはるかに恐いし、描き切れてなかったとしても問題そのものが消えたわけではない。なのに見終わった後、ひとつの区切りが付いたように感じてしまうことが問題なのかもしれない。
シネマ走り書き
2008年12月26日

闇の子供たち
★★★★★いろんな問題を含んでいるので、考えることがたくさん出てきます。「この映画を見たらそれで終わり」になるのは残念なことです。後味はよくありませんが、観る価値はあったと感じました。
玄米遊女夢映画
2008年12月22日

闇の子供たち□このようなことが何故、起きるのか?
阪本監督の言葉。「他人事とか特別な性癖を持つ人の話と片づけず、どこかに自分の責任も含まれてると思って見てほしい」 このことはラストの鏡のシーンにも表現されている。与田と清水の鏡に映った表情はそれを物語る。見て感じる「重さ」は、まさにこのようなことが起きる仕組みに自分も加担しているということから来るものではなかろうか。考えるべきは「このようなことが何故、起きるのか?」ということ。
映画と出会う・世界が変わる
2008年11月4日

闇の子供たち
★★★ 観客を引き込むためのストーリーも魅力が欠けている感が否めない。江口のトラウマの原因について映画中盤ですでにバレバレであったし、宮崎がなぜ子供の救出にあれほどムキになるのか説明もないまま終わりを迎えてしまう。臓器売買のシークエンスにおいて、アジアの子供たちの不幸にはまったく無関心で自分勝手な闇の親たちにスポットをあてた方が作品としては引き締まったのかもしれない。
ネタばれせずにCINEるか
2008年9月21日

闇の子供たち
映画は原作よりかなりソフトです。あれでも…政府やマフィアが奥深く絡んでいる事を強く描いていないし。原作では臓器売買のことより幼児売買春に関わるNGOの女性職員を柱にしてます。幼い子供たちが 大人の快楽のために人間として扱われない事にはものすごく怒りを感じます。勿論商売として利益を得ている大人たちにも。そして、日本人が多く絡んでいる事は決して他国の「闇」ではないと思いました。
2008 映画観てきましたっ!
2008年9月6日

映画「闇の子供たち」
臓器密売に幼児売買春とテーマは極めて重い、これが闇の世界の現実だという問題意識を観るものに喚起させる。衝撃の現地潜入ドキュメンタリの様相を呈している、という印象は、実はほんの少し受けただけで、重いテーマに反して、このリアリティのなさは一体何なのだろうと思ってしまう、その原因は主として恵子なんでしょう、彼女の役回りも演技も異質さが際立ち興ざめしてしまうんですよね、折角の意欲作が違和感を残してしまう作品になって残念です。
茸茶の想い ∞ 祇園精舎の鐘の声
2008年9月6日

「闇の子供たち」ゴミ袋を開けて見上げる瞳
冒頭から小児性愛の描写があり、目を逸らすようなシーンも、可愛そうだとかそんな甘い言葉を許さない。映画は思ったのとは違うクライマックスを迎え、桑田の哀愁のある歌が流れる、バックには子供たちが水遊びをしている。自分には関係ないと思ってしまえばここで描かれた事が全て、どこか別の宇宙のことでもあるように、ただ「可愛そう」な子供を描いた映画と成り果ててしまう。
soramove
2008年9月3日

闇の子供たち を観てきました。
★★★★ 重い映画です。目を背けたくなるシーンも多々ありますが、信じたくない光景が惜しみもなく次から次に出てきます。まさかホントに生きた子供から臓器を心臓を取り出すことが行われているのか。ホントに悲しく辛いことです。でも、最愛の人を救うためだとしたら、その事実を知っていても助けられるものなら助けたいと思うのか。
よしなしごと
2008年9月1日

【2008-187】闇の子供たち
★★★★ とにかく重い内容だ。貧しいが故に売られてしまう子供。その子供を性のおもちゃとして買う富国の大人たち。ゴミとして処分される子供・・・衝撃的です。本作では日本人の子供の心臓移植についていて描かれえているのだが、生かすために生贄のように殺される命があるということ。少し薄味感な映画となっているのは残念だが、目を背けてはいけない内容であるのは確かだ。
ダディャーナザン!ナズェミデルン...
2008年8月30日

闇の子供たち
これはヘコみました。重い。売春宿に幼児を買いにくる大人たちの姿に激しい嫌悪感を感じてしまいます。恵子が目の前の少女を助けようとする気持ちはわかるけども、個人的には南部ら新聞記者の言った、「見たことを書く」「システムを壊さないと目の前の一人を助けても仕方ない」といった感じのセリフの方に共感しました。恵子は自分に酔ってる感じがしてあまり共感できないです。
だらだら無気力ブログ
2008年8月29日

「闇の子供たち」映画満足度No.1
原作の時間軸をうまく再構成して、短い映画の中に詰め込んだと思いました。その弊害というか、どうしても描ききれない人物もたくさんいて、なぜ殺されたか、なぜこのようになったのかが解りにくい所もありました。一方、新聞記者の南部と人身売買ブローカーのチットとの関係がとても気になりました。なぜチットが、タイガーマスクのエンディングを口笛で吹いていたのかというのも気になります。
STILL ALIVE
2008年8月25日

『闇の子供たち』@109シネマズ川崎
★★★現実を変えるのはそう簡単なことではない、でもこの映画がきっかけで何か1つでも、1人でも救われて欲しいです。すごく観たかった映画なのですが、結構ずっしりきました。人にお勧めできるかと聞かれると微妙ですが、実際に行われているこの悲しい現実を知ってもらう意味で多くの人に観てもらいたい映画かもしれません。
映画な日々。読書な日々。
2008年8月21日

【闇の子供たち】
人の命より大切なものはない。ものすごく暗くて重いです。臓器売買と幼児買春、吐き気がするくらいの嫌悪感。この後自分の身体の臓器を取り出されるであろう子供の真っ直ぐな瞳。彼女は自分の運命は知らされていない、でも全て諦めているようだった。裁かれるべき人たち。恥ずべき日本人たち。ラストにはスカッとしました。自国できちんと顔付きで報道されたらいいんだ!そして、ストーリーは思ってもいない展開をみせた。私はこれは相当驚きました。まさか…!ものすごく印象に残る映画になりそうです。
日々のつぶやき
2008年8月19日

闇の子供たち・・・・・評価額1650円
法の裏をかいてでも、この手の犯罪が行われているのは、結局のところ貧困と社会格差がそれだけ激しいという事。これがビジネスとして成立しているということは、そこに需要があるということ。タイまで行って少年少女たちを陵辱するのは、金持ちの欧米人であり日本人だ。坂本順治は一切の曖昧さを排し、この冷徹な現実を写し取ってゆく。結末は正に驚愕としか言いようがなく、ある意味で観客が一番観たくなかった瞬間ではないだろうか。桑田佳祐の主題歌は作品のカラーにまるで合っていない。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2008年8月18日

闇の子供たち
生きながら臓器を買われる子どもたち。命を繋ぐために必要不可欠な心臓を取り出される。もちろん、それを提供される側は、大金を払います。その命を繋ぎとめるために命まで奪われる子どもがいる。被害者となる子どもたちの存在は言葉では形容しがたい悲劇。私たちは、こうした現実があることを知らなければならない。決して、気持ちの良い作品ではありません。小さな希望も感じられないわけではありませんが、重く暗く、気持ちが沈んでいくような作品です。それでも、観ておくべき作品だと思います。
日っ歩〓美味しいもの、映画、子育...
2008年8月18日

『闇の子供たち』
日本人の子供の心臓手術にタイの健康な子供の心臓が使われる、しかもドナーは麻酔を注射され生きたまま心臓を摘出される、日本の子供とタイの子供の間に誰もが納得する違いを見出せますか?このシステムを壊す以外に解決方法はないんです。だからこそ自分にできることをする。それが助けれない命の最後の表情だけはしっかりと写真に収めることであり、子供の手をしっかりと握ることである。そして我々はこの映画を見ることだと思う。
めでぃあみっくす
2008年8月18日

闇の子供たち
何が正しいかっていえば恵子であり、ボランティアのナパポーンなんだけど、正しいだけでは生きていけない貧困という現実がある。ミャンマーから、地方の貧しい村から、バンコクのスラムから子供を売る親がいる。そして貧困につけこんで札束をふりかざす奴ら。中には自らの欲望を満たす奴もいれば、我が子の命を願う親もいる。こういう社会派で硬派なテーマの日本映画って久しぶり。
まてぃの徒然映画+雑記
2008年8月18日

「闇の子供たち」江口洋介×宮崎あおい
衝撃です。大人たちのエゴ、物のように扱われる子供…現実が分かっても何もできない。何もできないのではなく、何ができるのか?見て、それを書く。見て、見た物を撮る。最後の出来事で、映画の中の出来事として見てしまっていた自分を現実に引き戻された気がします。良い悪い、面白いつまらないではなく、こういう映画は事実を知るうえで重要な映画だと思いました。
コレ、いいかも☆
2008年8月18日

『闇の子供たち』
★★★人身売買や臓器売買は以前から深夜のTV番組で、実態を追っていく取材ルポが結構見られたが、この映画の軸にあるものはそれとは別に何だったのだろうか考えてしまった。NGOの活動実態や非合法に生きた人間で臓器を移植を行うタイの医者の裏側だの、また日本では出来ない手術も、アメリカで合法的に行えば1億円からなる手術費用がかかるとこと、タイで手術を受ければ5000万円で済ますことが出来るとき、困った親ならどう出るだろうか。
京の昼寝〜♪
2008年8月17日

『闇の子供たち』 (2008) / 日本
★★★★どうにかしてやりたいと理屈抜きで思う。しかし正攻法で突破できる問題では決してない。それが観ているこちらだってわかっているのに、現地のNGO法人が分からないというのは正直疑問でした。脚色上しょうがないというのなら話は別なのでしょうが。善良に見えても、また悪を駆逐する立場だって、金のために組織と癒着する人間はいる。問題が深いほどその闇もなかなか解決されない。この映画がPG-12というのは納得がいきませんでした。シーンによってはR-18でもいいところもある。
NiceOne!!
2008年8月14日

闇の子供たち
★★★★ ショッキングな内容だった。一応フィクションだけど、個々の内容はほとんど事実ではないかと思えるようなものばかり。テーマが重すぎて、ラストは救いようのない気分になるけれど、がんばって作った映画だなーと思った。と、見終わった後、桑田佳祐のまるでド演歌のようなテーマ曲が流れたのには愕然とした。この映画の趣旨に賛同して作ってくれたんだろうけれど、アタシは合わないと思った。
映画初日鑑賞妻
2008年8月8日


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