陰日向に咲く:作品を観た感想(5)

陰日向に咲く(2008)
意外にも､描かれているのはほとんどｶﾈ絡みだということ｡それぞれの人生のｵﾑﾆﾊﾞｽがやがてつながっていくという触れ込みも､実は全部ｶﾈでつながってしまうような風情だ｡実際､陰日向な人々はおｶﾈ以外のことに興味を持つゆとりがないのだと言わんばかり｡唯一"まとも"そうに見えたﾎｰﾑﾚｽは堀部だけだった｡冒頭に雷太が鳴子の前でｸｻくて寒過ぎるﾈﾀを連発し､顔をひきつらせる鳴子｡浅草の劇場の観客も同様で､実は彼らは何を隠そう､この映画を見ている我々なのだ｡という点では思いのほかによくできてはいる｡
佐藤秀の徒然幻視録
2010年5月31日

☆　『陰日向に咲く』
登場人物の多さに脚本が対応しきれていないような気がする｡これは岡田准一のｴﾋﾟｿｰﾄﾞに絞ってあれば､あるｷﾞｬﾝﾌﾞﾙ依存症の青年の破滅から再生への物語として､現代的な要素がもっとも感じられただけに､面白くなったような気がする｡
映画の感想文日記
2008年3月29日

陰日向に咲く
｢人との繋がり｣についての問題提起がしたかったのならしっかり出来てましたね｡私も見終わって考えましたから｡あの終わり方だったからこそ､考えさせられたのかもしれません｡出演陣も好演してましたし､見ごたえはあると思います｡誰かと一緒に見たほうが､この映画はいいですね｡
Sessa の Daily Blog
2008年2月28日

映画[　陰日向に咲く　]後悔が育くむ優しさ
明快に何かが解決したというわけではない｡ただずっと一人だった彼らに､誰よりも自分を理解してくれる人がいるというのがわかっただけだ｡そんな些細な､でも本人にとってはとっても意味のある変化｡ぜひ感じながら､ご堪能を｡
ｱﾛﾊ坊主の日がな一日
2008年2月28日

出会いのかけらfrom ｹﾂﾒｲｼ
この本…持ってます｡何が面白いってうまく表現できないけど､一度読み始めたら､止まらなくて､最後まで読んぢゃうそして､劇団ひとりの新しい一面と才能に関心しちゃう自分がいる
でりふぉ＠ﾌﾞﾛｸﾞ
2008年1月22日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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